左が「MTVX-WHF」の外付けチューナボックス、右がカード本体。チューナとボックスの接続はノイズ対策が施された2本のケーブルで行なう。 |
カノープスの「MTVX-WHF」は、同社製品の中でも“フラッグシップ”という位置づけの豪華な仕様が特徴だ。そのこだわりの象徴ともいえるのが、ソニー製のTVチューナ×2を外付けのボックスとして接続する点。PCからのノイズを極力排除するためにわざわざ外付けにしてある。メインのカード上には松下電器製のビデオデコーダを4つ搭載しており、1つのチューナに対して2つのデコーダを使用して画質の補正を行なう。MPEGエンコーダは「XCodeII-L」を採用し、MPEG-2のハードウェアトランスレートも可能だ。
「FEATHER2005 V2」はTV視聴・録画のほかにDVD再生、ネットワーク経由での動画の視聴・配信などに対応。10フィートGUIを採用する。 | TV視聴画面。2つの番組を横または縦に並べて同時に表示できる。そのほか録画したファイルをDVDに書き込む機能も搭載。 |
視聴・録画を実行するソフトは「FEATHER2005 V2」で、MTVX-WHFでは2番組の同時表示・同時録画に対応する。ちなみに2画面表示はMTVX-WHFのみの機能であり、同社のほかのハードとの組み合わせでは不可能だ。
複数チューナ化については、動作保証外ながら最大6チューナまで対応しているという。もちろん他のMTVXシリーズと組み合わせることも可能。実売が4万円代後半であることを考えるとMTVX-WHFを複数枚差すことは価格的に大変厳しいが、映像品質をとことん追求したい場合には検討する価値はあるだろう。
製品名 | MTVX-WHF |
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実売価格 | 4万9000円前後 |
発売元 | カノープス |
URL | http://www.canopus.co.jp/ |