ユニコシステム(株)は25日、iモードのパケット料金を節約する企業向けシステム『パケットセーバー』を2002年1月10日に発売すると発表した。
これは、iアプリ対応の携帯電話を用い、専用プロキシーサーバーを経由してイントラネットに接続し、パケットを圧縮するシステム。イントラネット接続時に、iアプリ対応機の端末IDを確認するため、iモードを利用したシステムよりもセキュリティーのレベルを高められるという。また、専用プロキシーサーバーを経由することで、独自のデータ圧縮技術を利用して、パケット料金を削減できるとしている。圧縮アルゴリズムは、携帯電話向けに速度と性能をチューニングした独自のものを採用している。
同システムを利用した場合の効果は、テキストが多いページにおいては4.8円のものを3.5円程度に削減、画像が多いページでは5.0円を2.2円程度に削減できるとしている。また、専用プロキシーサーバーを経由するため、端末ごとに仕事とプライベートのパケット通信料金を別に集計することもできる。対応携帯電話は503iシリーズとFOMA。動作環境はLinuxおよび、JDK1.3以上。価格は、10ユーザー12万8000円から。なお、同社では初年度1000セット、5億円を販売目標としている。