(株)日立製作所は1日、同社の情報・通信プラットフォームグループが、サーバー/ディスクアレイ用に従来の約2倍の容量を持つ3.5インチHDD『DK32EJ』を5日に発売すると発表した。HDDの厚さは25.4mm。OEM向けに販売し、価格はオープン。出荷時期は2002年3月。
『DK32EJ』 |
『DK32EJ-14』は、2000年10月に発表した容量が73.9GBの『DK32DJ』と同じサイズで容量を約2倍の147GBにした製品。大容量化には、アドバンスドGMR(Giant Magnetoresistive)ヘッドと、データ転送を高速化するパラレル方式を採用した“MEEPRML(Modified Extended Extended Partial Response Maximum Likelihood)”を利用した。ルックアヘッドキャッシュとライトイミディエイトキャッシュ機能付きのキャッシュメモリーを4MB搭載する(オプションで16MBも対応)。ディスクの回転数は毎分1万25回転(10025rpm)で、平均シーク時間は4.9ミリ秒、平均回転待ち時間は2.99ミリ秒。データ転送速度は最大799Mbps。インターフェースには、FC-AL-2(FibreChannel-Arbitrated Loop-2)とUltra320 SCSIを採用している。本体サイズは幅101.6×奥行き146×高さ25.4mm、重量は約700g。消費電力は11W。
ラインアップは、容量が147GBの『DK32EJ-14』(5ディスク/10ヘッド)、73GBの『DK32EJ』(3ディスク/5ヘッド)、36GBの『DK32EJ』(2ディスク/3ヘッド)の3製品。