ミノルタ(株)は1日、35mmフィルムやブローニー(120/220)、電子顕微鏡用のフィルムなどに対応したマルチフォーマットフィルムスキャナー『DiMAGE Scan Multi PRO(ディマージュ スキャン マルチ プロ』を9月中旬に発売すると発表した。価格は35万8000円。
『DiMAGE Scan Multi PRO』 |
『DiMAGE Scan Multi PRO』(AF-5000)は、1ラインあたり7260画素のRGB3ラインカラーCCDを採用し、光学解像度4800×4800dpi(ブローニーフィルムでは3200×4800dpi)の読み取りが可能なフィルムスキャナー。読み取り時間は、35mmフィルムでプレビューが約9秒、本スキャンが約45秒、ブローニーフィルムではプレビューが約13秒、本スキャンが約3分50秒(ともにWindowsの場合)。16bitA/Dコンバーターを搭載し、RGB各色6万5536階調に対応。繰り返しスキャンによりランダムノイズを低減する“マルチサンプルスキャニング機能”を搭載する。そのほか、自動傷・ほこり補正機能“Digtal ICE”、退色復元機能“Digtal ROC”、粒状軽減機能“Digtal GEM”を統合した、米Applied Science Fiction社のデジタル画像補正技術“Digtal ICE3”を搭載する。
インターフェースは、Ultra SCSIとIEEE1394(FireWire)×2。電源はAC100V~240V。消費電力は最大40W。本体サイズは幅168×奥行き377×高さ128mm、重量は約4kg。
対応機種は、PC/AT互換機、PC98-NX、Macintosh。対応OSは、Windows Me/2000、Mac OS 8.6~9.1。製品にはスライドマウントホルダー/35mmフィルムホルダー/ユニバーサルフォルダー/ブローニーフィルム用アタッチメント(ガラスあり/ガラスなし)が標準で付属する。オプションとしてマルチフォーマットセットを用意する。価格は3万円。