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ネスカフェの新缶コーヒーが登場、『ネスカフェ“N”シリーズ』

2001年07月19日 17時49分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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ネスレジャパングループは19日、新缶コーヒー『ネスカフェ“N”シリーズ』3アイテムを8月27日に全国で一斉発売する。

Nシリーズ3アイテム
ネスカフェ“N”シリーズ。“N”は、Nescafeではなく、Next Generationを意味するという。左から、甘さ控えめ後味すっきりの『ネスカフェ ファイン』、しっかりしたコクで味わい深い『ネスカフェ ボールド』、コーヒーとミルクのバランスが絶妙な『ネスカフェ オ・レ』

ネスカフェ“N”シリーズは、10代後半~20代の若い男性をメインターゲット層として設計された缶コーヒー。“自分なりのセンスや価値観を大切に生きる若者に対する新しい缶コーヒー”を製品コンセプトに、味や品質はだけでなく、持っているだけで他人からカッコいいを思われるようなセンスを重視した缶コーヒーとなっている。

ただしセンス重視とはいっても、ネスカフェが従来より展開している品質へのこだわりは引き継がれており、コーヒーの酸化を抑える“低酸素充填製法”と、製造工程でコーヒーの香りを逃さない“真空アロマ抽出法”という2つの新技術を採用、これにより芳醇な香りとすっきりした口当たり、スムーズな後味を実現したという。

味の種類は、甘さを押さえ後味をすっきりさせた『ネスカフェ ファイン』、しっかりしたコクがあり深い味わいの『ネスカフェ ボールド』、コーヒーとミルクをバランスよく配合した『ネスカフェ オ・レ』の3種類。8月27日発売で、価格はそれぞれ115円(消費税別)。

ネスカフェは、従来の主要購買層であった20代が缶コーヒー離れを起こしており、『ネスカフェ“N”シリーズ』で20代層を取り戻し缶コーヒー市場の活性化を図りたいとしている。また、ネスカフェブランドがベストの液体コーヒー飲料となるようブランドイメージを構築し、家庭のインスタントコーヒーから、もっとも支持されるファッショナブルなコーヒーブランドを目指すという。

プロモーション活動としては、製品発売前に、“N”のTシャツを着た若者達が街を闊歩しするというイベントを全国で展開、Nのオブジェを展示したスペースや、Nロゴ入り飛行船、Nのライトアップなど、あえて缶コーヒーを前面に出さない販促活動を展開する。サッカーの磐田スタジアムにもNの広告が登場するという。TVCMは計6バージョン用意され、発売直前の8月25日と26日に1500GRPのCMを全国で集中オンエアする。

また、専用ホームページ“Voice Of“N””をオープンする。同サイトは、製品紹介ではなく“N”のイメージを育てるのが目的のエンターテインメントサイトで、日替わりで内容が更新される。

インターネット広告についても、単純なバナー広告ではなく、大手ポータルサイトなどアクセス数の多いウェブサイトを“N”がジャックするような企画を計画中という。さらに、iモードを利用した広告展開も検討中としている。

ネスカフェは、販売目標本数を半年で2億本としており、8月27日の製品発売後、2002年春には20代後半をターゲットにした新アイテムを、さらに2002年秋には既存のNシリーズを進化させた新製品を市場に投入する計画という。

本日都内で行なわれた発表会で、ネスレジャパングループCEOの藤井俊一氏は、「ネスカフェは世界中で1秒間に3000杯飲まれている。最も消費されている国は実は日本で、日本人のコーヒー消費量は年間370杯、この3分の1がネスカフェだ。われわれの目標は、最も知られているメーカーから、最も好まれるメガブランドになること。2005年には370杯を400杯にしたい。この目標を達成するために『ネスカフェ“N”シリーズ』の果たす役割は大きい。最も親しまれる缶コーヒーとして提案する。若年層をターゲットに自然で生活に溶け込むような缶コーヒーを作った。缶コーヒー市場に遡及する製品と自負している」と語った。

また流通分野でネスカフェと'90年より提携している大塚ベバレジ(株)代表取締役社長の平本忠晴氏は、「'97年の5.6%をピークに、ネスカフェ缶コーヒーの市場シェアは低下している。提携強化の意味で新製品“N”シリーズを開発した。3年後にはシェア8%にしたい」とコメントしている。

藤井氏と平本氏
ずらりと並んだネスカフェ“N”シリーズ。の前で握手を交わすネスレジャパングループCEOの藤井俊一氏(左)と、大塚ベバレジ(株)代表取締役社長の平本忠晴氏(右)。シンプルながら強い存在感のあるパッケージデザインは中島英樹氏が担当。この“N”ロゴのTシャツはカッコいいです。――でもこの新缶コーヒー、ASCII24と何の関係が? 「しらな~い」

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