ADSL、CATVを利用したインターネットに対応するブロードバンドルーターが続々と発表されるなか、ちょっと懐かしい製品がアキバのショップで販売されている。
その製品というのは電話機付きTAの「DS1280」。台湾製品でもなんでもない、れっきとしたメーカーであるTDKが2年前に発売した製品だ。アキバではネットワーク製品に強いショップのネットワークセンターが「面白いしインパクトがある」と販売を再開したもの。ポップには「TDKが限定生産で作った最初で最後のターミナルアダプタ。最大の特徴は局給電式DSUを採用しており、停電時も通話可能。電話型の筐体の正体はデジタル電話なのだ!!」とある。ただし、台数は2台限定となっている。
DS1280は通話料金、短縮ダイヤル、通信速度などを確認できる液晶ディスプレイを搭載。前面にある受話器ではちゃんと通話することができるという。
基本的な仕様は、S/T点、U点、アナログポート2ポートを装備し、DSUを内蔵するというもの。また、PIAFS(32kbps)、OCNエコノミーに対応。Bチャネルを1つ使うか2つ使うかを自動切換えするBODに対応するほか、マルチリンクPPP通信モードにも対応している。OSはWindows 98、95、NT4.0となっているが、ショップのポップによるとTDKのサイトからWindows 2000用のドライバーをダウンロードできるとのことだ。
パッケージに印刷されていた背面図 |
パッケージに表記されていたスペック |
最近の同じようなTAは飽きたという人や、ちょっと変わった端末が欲しいという人は検討してみてはいかがだろうか?
【取材協力】