2月19日にFSB 266MHz対応Athlon-1.2GHzのバルク品が登場してから遅れること3週間で、早くもリテールボックス品が一部のショップに入荷した。リテールボックス品としては初のFSB 266MHz対応CPUであり、また最高クロックのCPUでもある。バルク版からそれほど遅れず、一般ユーザー向けのリテール版FSB 266MHz対応Athlonが登場したということを考えると、AMDはAthlonのFSB 266MHz化を一気に押し進めるつもりなのかもしれない。
今回登場したFSB 266MHz品だが、パッケージ外観上は従来のFSB 200MHz対応Athlon-1.2GHzと違いはほとんどない。正面に貼られた星型の赤いシールがFSB 266MHzであると控えめに主張しているだけ。パッケージのサイズも従来品とまったく同じとなっている。なお、パッケージの中身を見ることはできなかったため、CPUクーラーが従来のリテール品に同梱していたものと同じなのか、はたまた別のものに差し替えられているのかは不明である。
900MHzのリテール品と比較してみた。シールの分だけクロックを表記する部分の帯が短くなっているが、イラストその他、基本的には何も変わっていない |
入荷している高速電脳とPCiN秋葉原では3万800円、OVERTOPでは3万2800円と、バルク版とそれほど変わらない価格となっている。ただし、週末には在庫が回復するとするショップも少なくないとは言え、相変わらずリテールボックス品の品薄傾向は続いており、今回のFSB 266MHz対応1.2GHzもしばらくは入手しづらい状態が続くだろう。
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