D/A/A/Dコンバータの評価が高いアメリカのM-Audio製サウンドカード「DELTA Audiophile 2496」がUSER'S SIDE本店に入荷した。価格は2万4800円。
DELTA Audiophile 2496。全体的にすっきりとしたレイアウトが印象的だ |
“DELTA”シリーズは、もともとミキシング用途向けといった色合いの濃い製品だが、そのエントリーモデルである同製品でもその特徴ははっきりと出ている。24bit96kHzでアナログ/SPDIF入出力ができるほか、MIDIデータの入出力も可能、Full Duplex(同時録音再生)対応というのは、安価に音楽編集を始めてみたいという人にとって格好の選択肢となるだろう。ダイナミックレンジが104dBと、2万円台のカードとしては極めて良好なのもうれしい。また、一方ではドルビーデジタル/dts信号の出力も、もちろんサポート。Direct Soundにも対応しているため、音楽編集をしないという人でも問題ない。“Sound Blaster Live!”やYMF7xx/ESS Maestro xチップ搭載製品など、廉価なサウンドカードから乗り換えても設定や機能でとまどうことはない。 ただし、EAXやA3DにはといったAPIには非対応であり、これには注意が必要だ。3Dゲームを主目的にしている人には向かないかもしれない。
コネクタはアナログ入力(RCA)×2、アナログ出力(RCA)×2、専用SPDIF/MIDI出入力×1。専用コネクタには、同軸デジタル入力×1、同軸デジタル出力×1、MIDI入力×1、MIDI出力×1に枝分かれする変換ケーブルを使用するため、ゲームコントローラは接続できない。また、海外版の製品らしく、光デジタル入出力端子は搭載していない。
対応OSはWindows 95/98/Me/NT4.0/2000。Windows 2000用のWDMドライバでドルビーデジタル/DTS信号の出力ができるかどうかは、現段階では不明である。
専用のデジタル/MIDIケーブル。このため、ゲームポートは装備していない |
今回は1箱限りの入荷だが、最近サウンドカードに力を入れている感のあるUSER'S SIDE本店だけに、売り切れてしまったとしてもまたチャンスはあるだろう。同店では注文も受け付けているので、どうしてもという人は取り寄せも可能だ。
【取材協力】