8日の記事でも紹介した、9日発売の美少女ゲームに集まった行列は、その後もどんどん長さを増していき、発売開始直前には約300人ほどにふくらんでいた。メッセサンオーV号店の前から、蔵前橋通りにまで届こうかという長さだ。並んでいる人たちに、行列を作ってまでソフトを手に入れようとする理由を聞いてみたところ「ショップ特典が欲しい」、「一刻も早く新作を手に入れたい」などという声が多かったが、中には「並ぶこと自体が楽しい」という人も。あの、今、真冬なんですけど……。
ちなみに、先頭の人は「並び始めたのは火曜日の午後1時」。友人と誘い合い、数人のグループで並んでいるらしい。彼ら以外にも、行列中のほとんどの人は何人かのグループで並んでいるようだった。確かに、友人と歓談したり、ゲームをしたりしながら、楽しげに開店を待つその姿を見ていると、行列に並ぶこと自体がひとつのイベントであるかのように思えてくる。
午前0時になって開店すると同時に、店員の指示に従って先頭の人から次々とショップの中に吸い込まれていく。お目当てはRateblackの「Choir」か、Leafの「誰彼」。もちろん、両方買っていく人も多い。
ほとんどの人は、ソフトを買い終えると終電に間に合うよう、足早にそこを去っていく。しかし中には、複数のショップ特典を手に入れるため、同じく0時から開店していたソフマップ1号店 Chicagoの列に改めて並びにいく、という強者もいた。
翌朝、平常営業の時間帯になると、さすがに行列は解消されていたものの、店内は相変わらず新作ソフトを求める人々でごった返していた。9日いっぱいは、この混雑が続いたようだ。
フォトフラッシュ
開店を待つ人の列。先頭の人は火曜日から並んでいるとのこと。その間には雨や雪も降ったはずなのに… |
こちらはソフマップの行列。およそ150人~200人ほどの列になっていた |
翌日になっても、客でごった返すメッセサンオーV号店。通常なら開店時間である午前11時ですでに「Choir」は売り切れていた |