デルコンピュータ(株)は17日、同社のパソコン、サーバーの各ラインナップに、最上位機種としてインテルの最新プロセッサーPentium
III-550MHzを搭載したモデル計4機種8モデルを追加、販売を開始した。
『Dimension XPS T』シリーズ
本シリーズは、ハイエンドコンシューマー向けのシリーズ。従来のPentium
III-450MHzおよび同500MHzを搭載する2機種のラインナップの最上位機種として550MHz版を搭載する『Dimension
XPS T550』を追加した。
価格は、インテル440BXチップセット、メモリー64MB(SDRAM)、HDD8.4GB(Ultra
ATA33)、最大40倍速CD-ROMドライブ、カナダATIテクノロジーズ社製『ATI
XPERT 98』(AGP:VRAM 8MB)を搭載し、V.90/K56flex対応モデム内蔵というハードウェア構成に、17インチCRTディスプレーが付属するモデルで24万3800円となる。プレインストールOSはWindows
98。24時間無休の電話によるテクニカルサポート、1年間のオンサイトサービス、3年間の引取り修理サービスとパーツ保証が無償で付属する。
企業向け『OptiPlex』シリーズ
企業向けの『OptiPlex』シリーズにも、Pentium III-550MHzを搭載する『OptiPlex
GX1 550L』と、『同GX1p 550MT』が追加された。
各機種とも、企業ユーザー向けに10BASE-T/100BASE-TX自動認識Ethernetポートを装備する。また、3年間のオンサイトサービスとスペアパーツ提供が無償で付属する。
価格は、『OptiPlex GX1 550L』の場合、インテル440BX、メモリー64MB(ECC対応SDRAM)、HDD6.4GB(Ultra
ATA33対応)、カナダATIテクノロジーズ社製『ATI RAGE PRO TURBO』(オンボード:VRAM
4MB)、最大40倍速CD-ROMドライブ搭載という構成で23万7800円となる。プレインストールOSはWindows
98で、15インチCRTディスプレーが付属する。
また、『OptiPlex GX1p 550MT』では、同様のハードウェア構成に、メモリー128MB、17インチCRTディスプレー付属、Windows
NT4.0プレインストールで32万8800円となる。
CAD/CAM/3Dグラフィックス向けワークステーション『Precision
WorkStation』シリーズ
本シリーズは、デュアルプロセッサーに対応し、CAD/CAMやグラフィックス処理向けのワークステーション。エントリーモデルの『Precision
WorkStation 210』とミッドレンジ向けの『同410』に、CPUのセレクトメニューとしてPentium
III-550MHzが追加された。なお、ハイエンド向けの『同610』は、Pentium
III Xeon搭載モデルのため、今回のメニューの追加はない。
価格は『210』の場合、インテル440BX、メモリー64MB(ECC対応SDRAM)、HDD6.4GB(Ultra
ATA33対応)、米ダイアモンド・マルチメディア・システムズ社の『Viper
V770』(VRAM 8MB)、最大40倍速CD-ROMドライブ搭載という構成で、33万2000円となる。プレインストールOSはWindows
NT4.0で、17インチCRTディスプレー付属。
サーバー『PowerEdge』シリーズ
『PowerEdge』シリーズには、小規模ネットワーク向けサーバーの『PowerEdge
1300』と、小規模ワークグループ向けサーバー『同2300』、部門サーバーなど中規模ネットワーク向けの『同4300』に、それぞれPentium
III-550MHzモデルが追加された。いずれもデュアルプロセッサーに対応する。
価格は、『PowerEdge 1300』の場合、インテル440BX、メモリー64MB(ECC対応SDRAM)、HDD4GB(Ultra
Wide SCSI対応)、最大32倍速CD-ROMドライブ、インテルのEthernet Express Pro
100Plus搭載という構成で、32万7000円となる。OS、ディスプレーはオプション。
各モデルとも、1年間のオンサイトサービス、3年間のスペアパーツ提供が無償で付属する。