日本アイ・ビー・エム(株)は、中小規模ネットワーク向けのルーター『IBM
2212 Nways アクセス・ユーティリティー』4機種を6月18日に出荷を開始する。現在、企業のネットワーク環境では、音声を送るための電話回線、データ通信用のフレームリレー専用線、IPネットワークなどが混在している。『IBM
2212 Nways
アクセス・ユーティリティー』では、ルーター自体に音声統合機能を追加することで、音声をフレームリレー専用線上(VoFR:ボイス・オーバー・フレームリレー)やIPネットワーク上(VoIP:ボイス・オーバー・インターネットプロトコル)で送受信できるので、電話回線維持費用のためにかかっていた通信コストを削減できるという。
『IBM 2212 Nways アクセス・ユーティリティー モデル4××』 |
小規模向けモデルには“モデル15F”と、“モデル15H”の2モデルがあり、15Fは48MBのフラッシュメモリーを、15Hは3.2GBのハードディスクをそれぞれ搭載している。両モデルともコンパクトPCIアダプタースロット、PMCアダプタースロットをそれぞれ1スロット、64MB(最大512MB)のメモリーを搭載している。価格は118万5000円。
中規模向けモデルには“モデル45F”と、“モデル45H”の2モデルがあり、45Fは48MBのフラッシュメモリーを、45Hは3.2GBのハードディスクをそれぞれ搭載している。両モデルともコンパクトPCIアダプタースロットを4スロット、PMCアダプタースロットを1スロット、64MB(最大512MB)のメモリーを搭載している。価格は153万円。
また、同時に『2ポート音声・FAXアダプター』(FXO、FXS、E&Mの3モデル)も発売する。出荷開始は6月18日で、価格は25万円。