【東京ゲームショウ'99春 Vol.3】マイクロソフト、新型ゲームコントローラーと『Microsoft Age of Empires II』を発表
1999年03月19日 00時00分更新
マイクロソフト(株)は、ゲーム製品プレビューコンファレンスを開催、新型ゲームコントローラー『SideWinder
Dual Strike(サイドワインダー デュアル ストライク)』(開発コードネーム:Zulu)、およびリアルタイムストラテジーゲーム『Age
of Empires』の次期バージョン『Microsoft Age of Empires II:The Age of Kings』のデモンストレーションを行なった。
SideWinder Dual Strikeは、ゲームパッドにキーボードやマウスの機能を統合させた新型ゲームコントローラー。開発コードネームZulu(ズール)と呼ばれていたもので、本日、世界で初めて正式名が発表された。回転ボール式の“パースペクティブ・コントロール”を採用したことで、照準や移動といった操作がスムーズになり、Quakeのようなファーストパーソン型ゲーム、アクションゲーム、3Dアドベンチャーゲームなどのプレイが容易になるという。アクションボタン×6個、トリガーボタン×2個、シフトボタン×1個を装備し、最大16までの機能を割り当てられる。USB対応で、対応OSはWindows
98。今秋発売予定。
Sidewinder Dual Strike |
米マイクロソフト社ゲームデバイス担当のWolfgang Mack(ウォルフガング・マック)氏。「日本人にはサイズが大きすぎるが」との質問に、「その話は聞いている。次期バージョンで日本人、アジア人向けに小型化するといったサイズ対応を行なう予定だ」 |
最終デザインに至るまでのプロトタイプ1 |
プロトタイプ2 |
プロトタイプ3 |
プロトタイプ4 |
Age of Emprires IIは、ローマ帝国崩壊後から中世までの時代設定の中で、プレーヤー自身の国を文明国として発展させながら世界征服を目指すゲーム。プレーヤーは、ケルト族や日本民族、モンゴル族など13の文明国のひとつを指揮しながらゲームを進めていく。IIでは、市場で資源を売買できるようになった。また、自国の技術発展パターンが、農業や職人技能による経済発展、包囲攻撃や海戦といった軍事的発展など100以上用意されている。戦闘シーンでは、新たに要塞を築くことが可能になったほか、軍隊編成時に、護衛兵や偵察兵などを使ったさまざまな戦術を利用できる。また、自国の王を守りながら敵国の王族を暗殺する“王族殺し(Regicide)”というモードが追加された。挿入音も増え、戦闘シーンで味方が窮地に立たされると「助けてくれ」等の音声が入る。最大8人までのネットワークプレイが可能。Windows
95/98対応で、米国では今秋に、日本では年内に発売される。
Age of Empires II画面。グラフィックが美しい |
Age of Empiresの共同ゲームデザイナーである米Ensemble Studios(アンサンブル スタジオ)社のBruce Shelley(ブルース・シェリー)氏によるTシャツサイン会 |
米マイクロソフト社アクション&ストラテジーゲーム担当マネージャーのStuart Moulder(スチュアート・モルダー)氏。「ゲームにはとっつきやすいさが重要。Age of Empires IIは最初の15分間で面白い」 |
また同社は、『Microsoft Age of Empires Version 1.0』と、アドオンソフト『Microsoft
Age of Empires Expansion:The Rise of Rome』をセットにした『Microsoft Age of
Empires Gold Edition』日本語版を4月16日に発売する。対応OSはWindows
95/98/NT4.0。