デルコンピュータ(株)は、同社のコンシューマー向けデスクトップパソコン『Dimension』シリーズに、インテル(株)の最新CPUのPentium
IIIを搭載したモデル『Dimension XPS T』シリーズを発表した。新製品はPentium
III-450MHzを搭載する『Dimension XPS T450』と、500MHz版を搭載する『同500』の2モデルで、本日、販売を開始した。
『Dimension』シリーズに追加された『T』シリーズ |
『Dimension XPS T』シリーズは、同社のハイエンド向けデスクトップパソコン『Dimension
XPS R』シリーズの後継モデルとして位置付けられている。同シリーズの追加で、Dimensionシリーズは、ハイエンド向けには『Dimension
XPS T』シリーズ、エントリー向けには『Dimension XPS V』シリーズというラインナップとなる。
『Dimension XPS T』シリーズは、CPUを冷却するためのファンの効率を上げるため、ファンとCPUを覆うカバー“ヒートシンクアセンブリ”を装備する。これは米デルコンピュータ社と米インテル社の共同で開発したもので、すっぽりと覆うことでCPUに効率的にファンからの風を送ることができるという。
“ヒートシンクアセンブリ”。右は装着したところ。プラスチック製で、CPUとファンをすっぽり覆う |
また、ミニタワータイプの本体背面には4つのLEDインジケーターを装備する。これは同社のエントリーモデル『Dimension
XPS V』シリーズに採用されているもので、ハードウェアの異常を検知して点灯する。この点灯の組み合わせによって、16通りの異常の種類を筐体を開けずにチェックすることができる。
価格は、Pentium III-500MHzを搭載する『Dimension XPS T500』が28万4800円となる。ハードウェア構成は、インテル440BX、128MBのSDRAM、Ultra
ATA対応8.4GBHDD、ビデオカードは米STB Systems社の『VELOCITY 4400』、サウンドカードには米Turtle
Beach社の『Montego II』を搭載し、最大40倍速CD-ROMドライブを搭載する。
Pentium III-450MHzを搭載する『Dimension XPS T450』は、上記『Dimension XPS
T500』のスペックのうちビデオカードがカナダのATIテクノロジーズ社製の『ATI
XPERT 98D 3D』に、サウンドチップがオンボード(YAMAHA YMM724DSI)に変更された構成で24万4800円となる。
いずれも17インチCRTディスプレーが付属し、プレインストールOSはWindows
98。なお、両機種ともOS(Windows 98/NT4.0 SP3)、HDD(最大25GB)、メモリー(同768MB)などを、BTO(Build
To Order)によってカスタマイズ可能。また、1年間のオンサイトサービスのほか、3年間の引き取り修理サービスが無償で提供される。
機種名 |
Dimension XPS T500 |
Dimension XPS T450 |
CPU |
Pentium III-500MHz |
Pentium III-450MHz |
メモリー(最大) | 128MB:クロック周波数100MHzSDRAM(768MB) |
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チップセット |
インテル440BX |
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HDD(最大) |
8.4GB Ultra ATA(25GB) |
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ビデオカード |
米STB Systems社製VELOCITY 4400 |
カナダATIテクノロジーズ社製ATI XPERT 98D 3D |
ビデオチップ |
米nVIDIA社製RIVA TNT 3D |
ATI 3D RAGE PRO |
ビデオメモリー |
16MB(AGP) |
8MB(AGP) |
サウンド |
米Turtle Beach社製Montego II |
ヤマハ(株)製YMM724DSI(オンボード) |
スピーカー |
米Harman Kardon社製HK195 |
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CD-ROMドライブ |
最大40倍速 |
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拡張スロット |
PCI×4、PCI/ISA×1、AGP×1 |
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本体サイズ |
幅203×奥行き437×高さ445mm |
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重量 |
約11.3kg |
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サポートOS |
Windows 98/Windows NT4.0(SP3)*) |
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価格 |
28万4800円 |
24万4800円 |
*)SP4は発売後サポートの予定。提供開始時期は未定 |