このページの本文へ

SASインスティチュート ジャパン、企業向けのリスク管理システム『Risk Dimensions』を発売

1999年02月25日 00時00分更新

文● 報道局 佐藤和彦

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 (株)SASインスティチュート ジャパンは、企業向けのリスク管理システム『Risk Dimensions ソフトウェア Ver2.0英語版』の販売を3月1日に開始する。同ソフトのVer.1.0は、β版のため製品として発売するのはVer.2.0が初めて。また、日本語版は6月1日に発売する予定。

 同ソフトは、企業のリスク管理を行なうためのもので、金融機関や大手企業の国際財務部門での使用を見込んでいる。同ソフトは、“時価による引き直し”、“シナリオ分析”、各種の“VaR(Value at Risk:バリューアットリスク)”などさまざまなリスク分析のツールを搭載している。データベースも『Oracle』など複数の製品に対応、金融関係のデータは米ロイター社などの金融情報機関のデータをオンラインで最新のものに更新することができる。

 Windows NT版で、UNIX版の製品を順次投入していく予定。価格は、初年度のライセンス料が6000万円、2年目以降は3000万円を予定している。

Peter E. Fuchsデイレクター Peter E. Fuchsデイレクター



 同社リスクマネジメントセンターのPeter E. Fuchs(ピーター・フックス)ディレクターは、「企業のリスク管理分野の市場規模は、'98年8億9000万ドル(約1070億円)だが、2003年には23億3000万ドル(約2800億円)に拡大する」との見通しを述べた。同氏は、「『Risk Dimensions ソフトウェア Ver2.0』を、英語版と日本語版あわせて初年度10社程度販売したい」との目標を示した。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン