富士写真フイルム(株)は、『スマートメディア』のラインナップに、容量32MBの『MG-32SB』を追加した。動作電圧は3.3Vで、価格は1万5000円。同時に、32MBスマートメディアに対応したフラッシュパス『FD-A2B』と、USBインターフェースのスマートメディアリーダー『SM-R1』を発表した。いずれも3月4日に発売する予定。
3つの製品の中で最も注目されるのは、32MBスマートメディアである。従来スマートメディアは16MBまでという限界があったのに対し、新製品では容量を倍に改良した。
32MBスマートメディア『MG-32SB』 |
フラッシュパスは、パソコンから3.5インチフロッピーディスクドライブを介して、スマートメディアにアクセスするためのアダプターである。今回発表された、32MBスマートメディア対応『FD-A2B』の価格は、1万2000円。Windows
95/98とPowerMacintoshに対応(ただしPowerMacintoshは読み込みのみ可能)する。なお、富士写真フイルムのウェブサイト上で、従来のフラッシュパス(32MBスマートメディアに未対応の製品)を32MBスマートメディア対応にするドライバーを配布することを発表会の席上で明らかにした。
32MBスマートメディア対応フラッシュパス『FD-A2B』 |
スマートメディアリーダー『SM-R1』は、USBを介してパソコンからスマートメディアにアクセスするもの。32MB以下のスマートメディアに対応する。プラットフォームとしてWindows
98とiMacに対応。Windows 95では動作保証はない。USBケーブル同梱で、価格は1万2000円。
USB対応スマートメディアリーダー『SM-R1』 |
富士写真フイルムは、「スマートメディアの容量が増えたことで、撮影可能枚数が増え、デジタルカメラがより扱いやすくなった」としている。