米ARROW ENTERPRISE HAWAII社は、エヌ・ティ・ティ・フェニックス通信網(株)と協力し、ISDN回線とテレビ会議システム、テレビ電話を利用して、ハワイのホテルや教会で行なわれる結婚式の模様を日本の家族や親族、友人宅などにリアルタイムで中継する“ハワイアン
フェニックス・ウェディング”サービスを開始した。
ハワイの挙式会場には、ISDN回線と米PictureTel社のテレビ会議システム『Swift
Site』を設置、また日本国内の中継先にはISDN回線、テレビ電話『フェニックスミニ』(スピーカー型マイク内蔵ハンズフリーフォンを含む)を臨時に設置して結婚式の模様を中継する。テレビ電話の映像は家庭のテレビなどに出力することも可能。
また、シダックス・コミュニティー(株)と提携し、中継先として全国の“カラオケ・シダックス”でも利用できる。カラオケ・シダックスは全店にISDN回線が配置されており、中継する場合はテレビ電話を臨時設置して、映像を店内の100インチマルチビジョンに出力する。
ハワイの挙式会場は、“グロリアガーデンチャペル”、“ヒルトンハワイアンビレッジ”、“ワイオリ教会”で行なわれる結婚式が対象。中継時間は1時間(挙式と挙式後の日本との歓談時間)、中継の時間帯は、ハワイ時間の午後3時から午後5時まで(日本時間で午前10時から正午)。サービス価格は、東京の自宅等へ中継する場合で1110ドル(約15万円)。なお、同サービスは、(株)東京プロデュースが、海外挙式パックの新メニューとして販売する。
本日、都内のカラオケ・シダックスで同サービスのデモが行なわれた。ハワイの新郎新婦が店内パーティールームのマルチビジョンに映し出され、集まった友人たちが祝辞などを述べた。(報道局 桑本美鈴)