ヤマハ(株)はXG対応コンピューターミュージック用音源ユニット『
ヤマハトーンジェネレータMU128』を発表した。
従来モデルの『MU100』から大きくリニューアルされた点は、“128音同時発音・64パート同時演奏”の実現。従来までの64音同時発音・32パートの2倍で、発音数に制限されない曲づくりが可能となった。“ペダルを踏んで余韻を残したピアノ演奏”や、“厚みのある大編成でのオーケストラ演奏”など、これまで十分に表現できなかった高品質の演奏が再現できるという。内蔵する“XGフォーマット”のサンプリング音は1389音で、新たにストリングアンサンブル音も搭載している。
また、別売りの拡張ボード『XGプラグインボード』を最大3枚まで装着できるようになった。このボードを利用することで、楽器の発音構造をシュミレートした“VA音源”や、デジタルシンセサイザーの名機『DX7』の音色など、複数の異なるデジタル音源方式による同時演奏が可能となり、MU128が内蔵する“AWM2(Advanced
Wave Memory2)音源”の限界を超えた微妙な音色表現ができるという。
ボディーカラーは、従来のブラックからシルバーに変更。前面にMIDI端子を設けるなど、機能性も追求している。対応機種はIBM
PC/AT互換機、Macintosh、NEC PC-9800シリーズ。
7月25日発売で、価格は11万9000円。MU128の機能にフルに対応した、作曲・自動演奏ソフト『XGworks
lite2.0』が付属する。音楽ソフトや接続ケーブルと『MU128』をセットにしたパッケージ製品『HELLO!
MUSIC! 128Windows版』(価格12万9000円)も同時発売。(報道局 降旗敦子)
主な仕様
音源方式:AWM2(Advanced Wave Memory2)最大同時発音数:128音
パート数:64パート
音色メモリー:1389音(ノーマル音色1342+ドラム音色47)
エフェクト:リバーブ×12、コーラス×14、バリエーション×70、インサーション1×43、インサーション2×43、5バンドマルチEQ×4
インターフェース:別売りケーブルにてRS-232C、RS-422ポートと直接接続可能、MIDIシーケンサー、MIDIキーボードに接続可能
サイズ、重量:幅219.5×奥行き234.5×高さ91.1mm、 1.9kg
http://www.yamaha.co.jp/xg/products/mu128.html