日本シリコングラフィックス・クレイ(株)は、本日から2日間にわたって“SGI
Manufacturing Solutions '98~with best partners”を開催する。シリコングラフィックス、およびアプリケーションベンダー(21社)による、セミナー、デモ、展示が行なわれる。デモは、バーチャルリアリティーが体験できる同社ショールーム『Space
Vision』で実施。
今後、シリコングラフィックス・クレイはビジュアライゼーションとアーキテクチャーに焦点を絞り、“Technical
Enterprise”市場(戦略的ビジネス分析サーバー、インターネットサーバー、デジタルメディアサーバー)をターゲットにするという。今秋、はじめてIA-32搭載のNT
Workstationを発表する予定。また、2000年以降、すべてのワークステーション、サーバー、スーパーコンピューターはインテルプロセッサーを搭載するかもしれないと述べた。
展示コーナーでは、日商エレクトロニクス(株)がVR空間体験システム『Immersa
DESK』、マルチジェン・ジャパン(株)が、データグローブを使用した“Visual
Simulation技術”の展示を行なっていた。ふだん、なかなか体験できないシステムであるだけに、来場者の関心を集めていた。
数年前まで、CAD、解析シミュレーション、PDMC(Product Data Modelling)、CGの各アプリケーションは関係を持ちながらも別のソフトとして処理されることが多かった。シリコングラフィックスとクレイとの合併もあって、ここ数年これらは次第に統合されてきた。ここへ来て、バーチャルリアリティー、Web、デジタルプロトタイピングなどの要素、技術、企画が取り入れられ、設計から製造の検証まで、一貫してシミュレーションすることが可能になった。(報道局
西川ゆずこ)
http://www.sgi.co.jp/Misc/events/1998/manufact/
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