カシオ計算機(株)は、毎分12枚(A4)の高速カラー印刷を実現したカラーページプリンター『カラーページプレスト N4-612』を発表した。価格は59万8000円、7月1日に発売する。
600×2400dpiのプリントエンジンを搭載したほか、カラー高画質化、高密度LEDヘッド技術の採用、色重ね合わせ機能などにより、解像度600dpiの高画質化を実現。また、64bitRISC
CPU(R5000-200MHz)や、独自のスムージング技術“CAST(CASIO Smoothing
Technology)”などにより、カラー・モノクロともに高速印刷を実現している。印字速度は、カラー・モノクロとも、A4横で毎分12枚、A3縦で6.5枚。用紙サイズははがき~A3サイズまで対応している。
“トナーセーブモード”の装備などにより、カラーで1枚10円、モノクロで1枚3.5円という、低ランニングコストも実現している。マルチペーパーフィーダーに100枚、ユニバーサルカセットに250枚という給紙容量を持ち、オプションにより最大850枚の給紙が可能だ。
IPX/SPXや、TCP/IPなどのネットワークプロトコルに対応し、オプションで100BASE-TX対応のEthernetインターフェースボードも用意されている。OSはWindows95/NT4.0に対応する。大きさは幅555×奥行き643×高さ303mm、重さは43kg。
同社では、「カラーページプリンターは今後3年ぐらいが勝負どころ」と見ており、さらなる高画質化/高速化/低価格化を図り、ユーザーの満足できるものを提供することで、この分野の事業拡大を図っていくとしている。(報道局 井上哲郎)
http://www.casio.co.jp/productnews/n4_612.html