キヤノンアプテックス(株)は19日、カラープリンター『キヤノンBJカラーカードプリンタ
P-660C/P-640C』、『キヤノン BJカラーラベルプリンタ P-640L』、および普及機タイプの『キヤノン
BJカラーカードプリンタ P-100M』を開発したと発表した。キヤノン販売(株)を通じ、国内市場向けに9月に販売開始する。また海外市場向けにも、順次、販売を開始する計画としている。
P-600シリーズは、独自開発の『600dpi、4インチ幅BJラインヘッド』を搭載し、各機種とも共通で毎秒10cmの高画質・高速カラープリントが行なえるプリンター。専用コントローラーの開発により、従来のP-400シリーズに比べ1枚目のプリントが出てくる時間を大幅に短縮したという。USB、10BASE-T、IEEE1284のインターフェイスを標準装備し、Windows95/98、WindowsNT4.0の両方の動作環境で使用できる。
『P-660C』 |
『P-660C』と『P-640C』は、企業内における名刺やハガキ、定型封筒のオンデマンドカラー印刷向けのカードプリンター。名刺毎分80枚、ハガキ毎分35枚のカラープリントが行なえる。『P-660C』は、濃淡6色インクの採用により写真画像も忠実に再現でき、顔写真入りの名刺やIDカードのプリントが可能。『P-640C』は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色インクを使用する。また『P-660C』と共通の機構を採用することで、本体価格の低減化を図ったという。価格はそれぞれ78万円と65万円。サイズは幅650×奥行き440×高さ470mmで、重さは『P-660C』が36kg、『P-640C』は35kg。
『P-640L』 |
『P-640L』は、航空貨物用IATAラベルの作成などに採用された『P-480L』の後継製品で、画質の向上を図り、物流ラベルのほか、より高精細な印字が必要な製品ラベルや商品タグのプリントにも応用が可能になったという。二次元バーコードに対応する。価格は98万円。サイズは幅690×奥行き440×高さ490mmで、重さは34kg。
『P-100M』 |
『P-100M』は、顔写真入りの名刺やDMなどを小部数ずつ作成するためのプリンター。シリアルプリント方式を採用し、名刺サイズは毎分約6枚、ハガキサイズで毎分約3枚のプリントが行なえる。外周に余白部分のない全面印字が可能。また、各色独立分離インクタンクを採用し、消耗したインクタンクのみ交換できる。価格は24万8000円。サイズは幅530×奥行き387×高さ260mmで、重さは12.5kg。