日本ヒューレット・パッカード(株)は18日、HP製UNIXの最新版『HP-UX11i』の販売を9月1日に開始すると発表した。
同製品は、エンタープライズ向け64bitUNIX『HP-UX11』に、インターネット時代に必要とされるOS機能、ユーティリティー、最新の業界標準を組み込んだもの。ネットワーク機能、高可用性、セキュリティー機能、管理機能などを強化しており、長期間使用できるOSとして将来必要とされる機能も先行して取り入れたという。
ウェブサーバーソフト『Apache』とウェブサーバー負荷管理製品『WebQoS
Peak』を標準搭載し、ウェブサーバーへの突然のアクセス増に対応。Linux
APIのサポートを予定しているほか、E-Serviceの実現に向けたサービスブローカリング技術“e-speak”の利用も可能という。次世代インターネットプロトコル“IPv6”およびジャーナルファイルシステムの最新版“JFS3.3”をサポートする。
また、単体のサーバーシステム(単一の筐体)内に複数のパーティションを作成し、領域を動的に可変できる“ダイナミック・パーティション機能”を搭載、それぞれに複数のOSイメージを割り当てることもできる。Windows環境と互換のファイルシステム“CIFS(Common
Internet Filesystem)”のサポートも行なわれる。
販売方針として、ハード本体購入時にオプションで指定する方法と、バージョンアップする方法の2つを用意している。