ネットロックテクノロジージャパン(株)は6月1日、都内において、セキュリティーソフト『NetLOCK
Ver 3.0J』を発表した。
あわせて米ネットロックテクノロジーズ社もASPの事業展開において、シンガポールSAP
Singapore社、同Andersen Consulting社と合意したと発表した。
NetLOCK Ver 3.0J |
NetLOCK Ver 3.0Jは、外部からの不正進入を防ぐとともに、内部からの情報漏洩などのセキュリティー問題に対応するエンドツーエンドのセキュリティーを提供するという。セキュリティーポリシーは、部門ごとなどで設定可能。
同製品は、NetLOCK Manager、同Agent、それにオプションの同Auditor、同Gatewayの4つのコンポーネントから成る。Managerは、セキュリティー管理者用のソフトで、Agentがインストールされたコンピューターのセキュリティーポリシーの設定や変更、運用管理を行なえる。Agentは、設定されたポリシーに反するイベントを監視、防御する。
対応OSは、Windows 95/98/NT 4.0、Solaris、HP-UX、AIX、Mac OS、NetWare。Windows
2000、Linuxには近日対応の予定という。プロトコルは、IPSec ESP/AH、TCP/IP、SPX/IPX、IPCompに対応。
価格は、NetLOCK Managerが47万6000円~50万2000円。NetLOCK Agentが1万3200円~1万9800円。同Gatewayが39万6000円、同Auditorが26万4000円。出荷は6月20日からの予定。
米ネットロックの社長、ポール・ナルセ(Paul Naruse)氏は、「過去にはインターネットに接続するための設定の作業が難しかったが、今では簡単に接続できるようになった。将来、求めるセキュリティーが簡単に使えるように、製品を提供していききたい」と語った。
米ネットロックの社長、ポール・ナルセ氏 |
あわせて、米ネットロックはASPの事業展開において、シンガポールのSAP
Singapore、Andersen Consultingと合意したと発表した。
ネットロックは、ネットロック・セキュリティーサービスのASPシステムの開発、それにSAPのmySAP.comをインフラとするCRM、ERP、SEMのコンポーネントの開発を、3社で開発するという。そして、日本やアジア、米国で、年内のフランチャイズ展開をめざすとしている。