英ブリティッシュ・テレコム社、米AT&Tワイヤレス社および米マイクロソフト社は3月30日(現地時間)、モバイルインターネット分野で協力することをロンドンで共同発表した。
3社の合意内容は、世界中の個人およびビジネス市場に向けて、マイクロソフトのモバイルデータサービス用プラットフォームをベースとするアプリケーションを開発し、マーケティングを行なうというもの。マイクロソフトは、アプリケーションの開発のために専門チームを組織する。これは、BTとAT&Tが共同で構築を進めているグローバルかつシームレスな移動体通信サービス“アドバンス(Advance)”をネットワークとして利用する。アドバンスは、AT&Tが展開しているEDGE(Enhanced
Data rates for GSM Evolution)ネットワークと、BTが海外合弁会社と共同で展開しているUMTS(Universal
Mobile Telecomunications System)ネットワークなどを利用して、ローミングサービスおよびモバイルインターネットサービスを地球規模でシームレスに提供するプロジェクト。また、3社が開発するモバイルアプリケーションは、AT&Tの既存のCDPD(Cellular
Digital Packet Data)ネットワークや、BTが今後導入するGPRS(General Packet
Radio Service)ネットワークにも対応予定という。今年秋には、一部のサービスについて試験運用を行ない、その後商用サービスを実施する予定としている。
