情報キオスク端末を経由して、オンラインでダウンロードした書籍データを、小型液晶表示端末で読もうというプロジェクトを進めてきた電子書籍コンソーシアムが、発展的解消を遂げることになった。現在まで、実験プロジェクトとして進めてきたが、本格的事業プロジェクトとして成立するかどうかがなかなか見えない状況になっている。
実験プロジェクトが終了する3月末で、ひとまず終了し、今後は、日本電子出版協会(JEPA)の分科会として、その精神を受け継いだプロジェクトを続ける。正式には、22日に開かれる電子書籍コンソーシアムの総会で決定し、その後、JEPAに正式に申し込む。電子書籍コンソーシアムが組織としてJEPAの会員になるのではなく、電子書籍コンソーシアムの会員有志がJEPAの会員となって(すでに会員になっている企業が多い)、JEPAで分科会を作る。