インフォテリア(株)は15日、米国マサチューセッツ州に子会社である米国法人“Infoteria,
Inc.”を2000年2月1日付けで設立、米国および世界市場での本格的事業展開を開始したと発表した。米国法人の社長兼CEOには、元米ロータス社GMのTinmothy
Browne(ティモシー・ブラウン)氏が就任した。
米国法人は、北米と欧州を中心に、XML技術の普及活動、マーケティング、営業、技術サポートを行なう。米国法人の資本金は100万ドルで、初年度の売上目標は、インフォテリア全体の売上目標50億円のうち、30パーセントの1.5億円。
都内で行なわれた発表会場で、社長に就任したBrowne氏は「今後急速に拡大するEC分野にチャレンジしたいと思い、今回米国法人の社長を引き受けた。EC分野の特にBtoB事業を展開する企業に対して、最適なツールを提供していきたい。インフォテリアと他社との違いはXMLをベースとしていること。XMLを利用したBtoB事業は広がりをみせており、今後急速に成長するだろう。新しい市場なので、まず自分たちの価値を高めて市場自体を広げていくことが重要。事業展開のアイデアとして、ウェブベースの教育とマーケティングを開始し、BtoB市場でのシェアを獲得していく。1年後には、BtoB市場で30パーセントのシェアを取りたい」と意気込みを語った。
インフォテリア米国法人の社長に就任したTinmothy Browne(ティモシー・ブラウン)氏 |
また、インフォテリアの代表取締役社長である平野洋一郎氏は、「当社は'98年9月に創業し、XMLを中心としたソフト開発を行なってきたが、設立当初から米国子会社を考えていた。子会社設立のコンセプトとして、社長には有能な現地人を据える、北米とヨーロッパを中心に全世界をカバーできる人材と場所をみつける、ストックオプションなど現地に即したプランを構築する、という3点を重視した。子会社のトップは、現地でビジネスをしたことのある人でなければならない。今回Browne氏と共に米国法人設立の発表ができてうれしい」と語った。
インフォテリアの代表取締役社長である平野洋一郎氏 |