シャープ(株)は9日、液晶画面表示に特化したフォント“LCフォント”のバリエーションを増やし、長体(縦長の字体)などを6種類の字体を追加したと発表した。
LCフォントは、漢字の“へん”や“つくり”の重心を改良することで、横書き表示時に読みやすくした。また、小さな文字でも、液晶画面上でツブれずに表示されるように工夫したという。従来、16×16ドット字体のみだったLCフォントに、今回8×8ドットと10×10ドット、12×12ドット、24×24ドットの字体が追加されたほか、縦長の12×8ドット字体と16×12ドット字体が追加された。
縦長の字体を追加したことで、携帯電話やPDAなど、比較的小さな液晶画面上に表示できる文字数を増やし、データの一覧性を向上できるとしている。