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マイクロソフト、デスクトップパソコンとモバイル環境を同期させるソフト『ActiveSync 3.0』の提供を開始

1999年11月08日 00時00分更新

文● 編集部

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マイクロソフト(株)は8日、Windows CEベースのパームサイズPCとHandheld PC用同期ソフトの最新バージョン『Microsoft ActiveSync3.0』日本語版の提供を8日に開始すると発表した。パソコンメーカー各社のパームサイズPCとHandheld PCに同梱されるほか、同社のウェブサイトからの無料ダウンロードサービスなどを通じて提供する。

同ソフトは、“通信アーキテクチャー”と“ユーザーインターフェース”の再設計を行ない、同期速度をはじめとしたパフォーマンスの向上と、容易なインストール、操作性の向上を実現したという。

同ソフトでは、ダイヤルアップネットワークのインストールやRAS(Remote Access Server)を有効にする必要がない。同ソフトのインストールは6回マウスをクリックするだけで終了し、再起動の必要もない。シリアルデバイスを自動的に検出することにより、PCのシリアルポートをデジタルカメラなどの異なるタイプのシリアルデバイスへ開放するための機能を搭載する。これにより、1つのシリアルポートあるいは赤外線ポートを通して、必要とするすべてのデバイスに対応することが可能となる。アップグレードの際、PIM(Personal Information Manager)ソフトに加えられた変更を検出するので、同期設定を再設定せずに、Schedule+から自動的にMicrosoft Outlookをアップグレードすることなどが可能となる。

同ソフトにより、Handheld PCとパームサイズPC上の通信速度は19.2kbps~115kbpsに設定できる。選択されたポートの速度を自動検出し、それに合わせてPC側のシリアルポートをアップデートする。また、デバイスをPCに接続するために使用中のポートを自動検出し設定する。このポートには、シリアルポートまたは赤外線ポートが選択される。その他の通信手段としてEthenetによるLAN接続やダイヤルアップ接続なども使用できる。

デスクトップパソコンの対応OSは、Windows NT Workstation 4.0(Service Pack 3以降)、Windows 95、Windows 98(Second Editionを含む)。Microsoft Office 95/97/2000をサポートし、その中にはOutlook 97/98/2000も含まれる。また、パームサイズPCの全バージョンとWindows CE Core System Version 2.0以降搭載のWindows CE Handheld PC Version 2以降に対応する。

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