ナショナルセミコンダクタージャパン(株)の発表によると、米ナショナルセミコンダクター社は9日(現地時間)、同社の2000年度第1四半期('99年5月31日~8月29日)の業績について発表した。それによると、今期の同社の売上高は前年同期比2.6パーセント増となる4億8180万ドル(約525億円)、純利益は4710万ドル(約51億円)となった(前年同期は1億ドルの損失)。同社では、CyrixのPC向けプロセッサー事業売却や半導体市場全体の景気向上などにより、黒字回復計画を前倒しで達成しているという。CyrixのPC向けプロセッサー事業中止によって受注量は減少したものの、全体の受注は前年比38パーセント増となった。同社では、第2四半期も引き続き堅調な伸びを見込んでいるという。