会場内の特設ブース“CD-R/RWパビリオン”では、(株)ビー・エイチ・エー、アダプテックジャパン(株)、(株)リコーなど9社が共同で、各社製品の展示やデモ、CD-R/RWの使い方を提案するセミナーが開催されている。
CD-R/RWパビリオンの入り口 |
アダプテックは新製品のバックアップツールを紹介
アダプテックジャパンのブースでは、新製品のライティングソフト『Easy
CD Creator 4 Deluxe』を紹介していた。『Take Two』は、『Easy CD Creator 4 Deluxe』に新しく追加されたバックアップソフトウェアで、ハードディスクのイメージを圧縮し、そのままCD-R/RWに記録することができる。エクスプローラーからバックアップしたファイルを選択しリストアできるほか、あらかじめ用意しておいた起動ディスクからのリカバリーも可能。初心者でも簡単に使えるように、ユーザーインターフェースに大きなアイコンを採用している。バックアップの手順も、1.ハードディスクを選択、2.CD-R/RWドライブを選択、3.バックアップ開始という3ステップのみのシンプルな作りとなっている。ちなみに、この製品は、CD-R/RWドライブのバンドル製品としての提供、あるいは『Easy CD Creator 4 Deluxe』パッケージの1機能として提供され、単独パッケージによる販売予定はない。『Easy CD Creator 4 Deluxe』は、ほかにMP3ファイルのドラッグ&ドロップに対応したほか、音響エフェクトをかける機能などが追加され、日本語版が9月に発売される。価格は1万4800円。
ブースでは実際にTake Twoを使い、HDDをバックアップするデモが紹介されている |
・アダプテック
http://www.adaptec.co.jp/
リコーは3枚で2480円のCD-RWメディアを発表
リコーのブースでは、同社製のCD-R/RWドライブのほかに、CD-R/RWメディアが紹介されていた。中でも7月9日に発売する『CD-RW3枚バリューパック』が大々的に展示されていた。この製品はリコー製のCD-RWメディアを3枚セットにしたもの。市販されるCD-R/RWメディアの単価は、1500円から2500円が相場で、台湾などで生産される“ノーブランド”製品でも800円程度。2480円という低価格化を可能にした理由は、CD-R/RWドライブを標準搭載するパソコンの増加や、メディア自体の需要の増加に伴い量産体系が整ってきたためと、製品の外箱を紙で作ることによりコストダウンを図ったことが挙げられるという。また、読み書き可能なバックアップメディアとして圧倒的なシェアを持つMOメディアに対する挑戦の意味もあるという。同製品は未フォーマットのメディアだが、今後フォーマット済みのメディアをセットにした商品も販売する予定という。
同社では、3枚バリューパックの販売を記念し、同社のデジタルカメラ『DC-3G』に、テレビアニメなどで知られるガンダムのキャラクターをイメージしたデザインの『DIGITAL CAMERA version GUNDAM』のプレゼントキャンペーンを開始する。
製品名は『CD-RW3枚バリューパック』と直球 |
セミナーではCDプリントなどが紹介
ブース内では、各社が自社製品を利用し、ライティングソフトの使い方や、CD-R/RWメディアの表面に印刷する手法などの体験セミナーが行なわれている。多くの人がセミナーに参加しており、CD-R/RWメディアへの興味の大きさをうかがえた。エキスパートマグネティックス(株)は、同社のプリンターを利用し、CDの表面に印刷する方法を紹介 |