米AMD社は28日(現地時間)、POS端末やルーターなどの機器組み込み用プロセッサーとして、初の3DNow!対応製品となる『AMD-K6-2E』を発表した。このプロセッサーには標準パワー品とローパワー製品の2系列あり、周波数との組み合わせで5種類の製品が用意される。1000個ロット時の価格は55ドル(約6600円)からとなっている。
AMD-K6-2Eは、FSB66MHzおよび100MHzをサポートし、Socket7またはSuper Socket7に対応したチップセットが利用できる。0.25μmルール、5層メタルレイヤーで製造されており、930万トランジスターが集積されている。パッケージは321ピンのCPGA(Ceramic
Pin Grid Array)。
標準パワー製品は、デスクトップパソコン用の『AMD-K6-2』と同様、コア電圧2.2Vで動作し、動作周波数は300MHz(『AMD-K6-2E/300AFR』)、266MHz(『AMD-K6-2E/266AFR』)、233MHz(『AMD-K6-2E/233AFR』)の3種類。ローパワー製品のコア電圧は1.9Vで、動作周波数は266MHz(『AMD-K6-2E/266AMZ』)と233MHz(『AMD-K6-2E/233AMZ』)の2種類。
1000個ロット時の価格は、標準パワー製品AMD-K6-2E/300AFRが59ドル(約7100円)、AMD-K6-2E/266AFRが56ドル(約6800円)、AMD-K6-2E/233AFRが55ドル(約6600円)。ローパワー製品AMD-K6-2E/266AMZが69ドル(約8300円)、AMD-K6-2E/233AMZが66ドル(約8000円)となっている。
