オリンパス光学工業(株)は、160分の高音質録音ができるボイスレコーダー『Voice-Trek
DS-150』を発売した。また、このレコーダーで録音した音声ファイルをパソコン側へシリアル転送するPC接続キット『AS41』を7月10日に発売する。パソコンに送られた音声ファイルは、日本アイ・ビー・エムの音声認識ソフト『ViaVoice98』やジャストシステムの『Voice一太郎9』を利用してテキストに変換できる。
幅43×長さ116×厚さ14.5mm、74gと小型軽量 |
DS-150は、8MBのメモリーを内蔵させることで、14.5mmの薄型化と160分の長時間録音を可能にしたもの。特に録音の音質は、オリンパス、オランダのフィリップス、ドイツのグルンディッヒの3社によって提唱された次世代のデジタル音声記録用規格―DSS規格を採用し、マイクロカセットでの録音と同等音質、WAVファイルに比べて10分の1程度の容量で録音できる。
操作は通常のテープレコーダーのような感覚で、“巻戻し”や“早聞き再生”が可能。録音された音声ファイルは2つのフォルダーに分けて、それぞれ99件まで保存できる。価格は本体が2万5000円、PC接続キットが7000円。
また、音声の録音専用機として、90分の録音が可能な『Voice-Trek V-90』も同時に発売している。本体の価格は1万6000円。
エルゴノミックデザインを採用した『Voice-Trek V-90』 |