大成建設(株)は14日、住居の設計時に室内環境をコンピューター上でバーチャルに確認できる『仮想住環境シミュレーションシステム』を開発したと発表した。
同システムは、設計段階で室内の温熱環境、光環境、音環境、換気や空気の質(花粉やにおい、汚れなど)の状態、といった居住環境の状況を計算し、コンピューター上で表示するというもの。温熱と光は色で、音はスピーカーでそれぞれ表わすという。隣接家屋の位置や、交通状況など住宅周辺まで考慮したシミュレーションも可能。また、家の中を歩いているような仮想体験も行なえる。同システムは、同社関連のショールームに設置されるという。
なお同社は、システムの一部を16日から東京ビッグサイトで開催される“IVR'99産業用バーチャルリアリティ展”に出展する。
