コンパックコンピュータ(株)は、2000年問題に対応するサービスとして『「コンティンジェンシー・プラン対策」支援メニュー』を発表した。これは、“コンティンジェンシー・プラン策定のためのひな型提供”と“バックアップ機器の事前点検サービス”、“ロールオーバ時の保守窓口対応”、“200年問題切り分けサービス”の4つのメニューからなり、'99年上期から2000年1月初旬まで継続的なサービスを行なうもの。
“コンティンジェンシー・プラン対策のためのひな型提供”は、2000年移行時に何らかの障害が発生した場合に備えた危機管理・復旧計画のひな型を無償で提供するもの。ひな型の提供開始は5月を予定している。
“バックアップ機器の事前点検サービス”は、'99年下期をめどに、バックアップ用のテープ装置などの点検を行なうもの。テープ装置の追加が必要な場合は、テープ装置を特別価格で販売する。なお、価格は個別見積もりとなる。
“ロールオーバ時の保守窓口対応”は、'99年12月31日深夜から2000年1月3日まで、24時間体制でカスタマーセンターでの電話サポートを行なうもの。なお、'99年30日から31日にかけては、バックアップ時の障害などにそなえ、サポートを受け付ける。
“2000年問題切り分けサービス”は、実際に2000年問題に起因する障害が発生した場合に、専用のサービスコール電話で受け付け、システムのどの部分に原因があるのかを切り分けるもの。1システムあたり1日5000円にて行なう。
今回発表されたサービスの対象となるのは、Alphaシステム、VAXシステム、企業ユーザー向けクライアントPC製品およびPCサーバー製品で、Tru64
UNIX、OpenVMS、Windows NTのいずれかのOSを搭載しているもの。ユーザーのアプリケーションソフトは、サービスの対象としない。なお、同社は旧タンデム製品についてもサービス体制強化を予定しており、詳細については6月までに発表するとしている。