マクロメディア(株)(本社:米国)は、本日、自社製品に関するテクノロジーセミナーを行ない、現在、全世界で5000万本以上がインストールされているというプラグイン『Shockwave』の応用技術を解説するとともに、Webサイト制作の最新動向を紹介した。セミナーには、同社プロダクトマーケティングマネージャーの蕭敬和氏、マーケティングマネージャーの阿部成行氏が出席した。
![]() | 蕭敬和氏 |
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![]() | 阿部成行氏 |
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日本での正式発表はされていないが、米国本社では、1月19日に『Shockwave』2周年を記念して、同プラグインの新ダウンロードサービス“Smart
Shockwave”を開始した。従来、Shockwaveをダウンロードする際に、ユーザーはいちいちマクロメディアのダウンロードページにアクセスする必要があったが、このサービスによって、閲覧しているWebサイト上のボタンをクリックするだけの自動インストールが可能となる。Webサイト制作者は、JavaScript記述を施したボタンを配置するだけでよい。同社では、現在、日本語版サービスを開発中で、2月18~21日に幕張メッセで開催される“MACWORLD
Expo Tokyo 1998”までに提供する予定としている。
また、4月中旬に発売が予定されているWeb制作ソフト『Macromedia
Dreamweaver 1J』日本語版(予価5万8000円、英語版は既発売)のデモが行なわれた。同ソフトは、グラフィックモードとHTMLソースコードを完全にリンクさせているのが特徴で、制作中のグラフィックの編集したい場所をクリックするだけで、そのソースコードにアクセスできる。Dynamic
HTMLをサポートする。現在、試用版が同社ホームページから無償でダウンロードできる。
多彩な表現機能を備えたWeb制作ソフト『Macromedia Flash 2J』、インターネットとCD-ROMを融合させるオーサリングソフト『Macromedia
Director 6J』など、すでに発売している製品によるコンテンツの実例も紹介。阿部氏は、「マルチメディアコンテンツの制作をいつまでも外注に頼るようではいけない。コンテンツの内製化を進めノウハウを自社にためこむべき」と締めくくった。
以下、Macromedia Flashで制作された蕭氏お勧めのWebサイトのURLを掲載するので、閲覧してみてはいかが。(報道局 浅野広明)
・東京デジタルホンのJ-PHONE専用サイト
http://j-phone.tdp.co.jp/
・日本電気のAterm専用サイト
http://www.1.meshnet.or.jp/aterm/index_main.htm/
・マイクロソフトのMSN専用サイト
http://www.msn.com/
・日本電信電話のOCN専用サイト
http://www.ocn.ne.jp/nuttv/
・トヨタのARISTO専用サイト
http://www.aristoweb.com/
・ホンダのモーターショーサイト
http://www.honda.co.jp/motorshow/
・キューピー
http://www.kewpie.co.jp/
・キリンビバレッジ
http://www.beverage.co.jp/
http://www.macromedia.com/jp/
