コンピューターを利用した新しい農業の方法を話し合うわが国最大のシンポジウムと情報技術の総合展“農業情報ネットワーク全国大会”が、今月24、25の両日、和歌山市の和歌山ビッグホエールで開催される。同大会は農業分野でのパソコンやインターネットの利用を推進してきた農業情報利用研究会が中心になって開催してきたもので、今年は10回目。欧米、アジア・太平洋地域からも参加する。
大会では、元『アエラ』編集長で現・(株)アスキーの蜷川真夫特別顧問の基調講演、花王(株)の三輪金次常務が記念講演するほか、農業情報にかかわる農業者、団体職員、研究者、技術者が農業や農村分野の情報技術利用の現状と今後のあり方についてセッションに分かれて議論する。各地で実践している農家の発表も多く、農業分野でのインターネットやパソコンの最先端の利用事例の情報が総合的に収集できる。
NEC、NTT和歌山市店、キヤノン販売など、コンピューターメーカーやベンダー、通信会社などの最先端の技術の展示も行なわれる。
10回大会を契機に海外の研究者も交えた“アジア農業情報技術学術会議”を同時に開催し、ミシガン州立大学のハーシュ教授が“インターネット時代の農業情報利用”と題する基調講演を行なう。(報道局 中島洋)
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