(株)シーエスケイは、米金融機関大手のJ.P.Morgan社が開発した、信用リスク管理システム『Credit
Manager』の日本での販売を開始する、と発表した。
同システムは、米J.P.Morgan社が'97年4月に公開した、金融機関向けの信用リスク管理手法である“Credit
Metrics”をベースに、米J.P.Morgan社自らがソフトウェアとして開発したもの。市場リスク管理手法の主流であるVaR(バリュー・アット・リスク)と同様なポートフォリオ的アプローチによって、信用VaRを算出するもので、全社的あるいは特定の取引の信用リスクの計測が可能という。また、企業の保有する債券、融資、信用状、あるいは、スワップ、フォワードなどを含めたデリバティブ商品など、多様な金融商品に対応している。
Windows95または、WindowsNT Workstation4.0に対応。提供されるパッケージは、ソフトウェアのほか、計算パラメータや企業格付け情報などのデータセット、マニュアルなどで、J.P.Morganのサイトから最新のデータセットを随時ダウンロードすることも可能という。
CSKは、同システムの販売だけでなく、保守、インストール、教育などのサービスも合わせて行なう方針。また、ユーザーごとのカスタマイズも含めたシステムインテグレーションも行なう予定という。当面は、英語バージョンの販売のみだが、日本語化バージョンの発売も検討している。1ライセンス当たりの年間使用料は450万円で、多数購入時の割引も実施。(報道局 佐藤和彦)
http://www.csk.co.jp/
