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ウェブデザインの効率アップ! Adobe Dreamweaver CS4

2009年01月20日 09時00分更新

文● 諫山研一

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作業時間を短縮できる「HTMLデータセット」

 今回のバージョンには、もうひとつ注目したい機能として「HTMLデータセット」がある。これは従来、XMLやJavaScriptのコード記述をマスターしていないと作成できなかった動的なレイアウトを、簡単なHTMLテーブルからでも生成できるようにするものだ。操作自体はウィザード形式なので扱いやすく、ウィザード内で選択できるオプションも多く柔軟性に富んでいる。

HTMLデータセット

「HTMLデータセット」では、最初にソースを設定する。検出するタグをテーブル/DIV/リストから選択できるほか、カスタムで任意のタグも入力できる

HTMLデータセット

「完了」をクリックすると作成したレイアウトが挿入される。データセット作成のみの場合は「HTMLを挿入しない」を選ぼう

HTMLデータセット

実際に出来上がったページ。右側のリストでカーソルを動かすと、左側の写真が切り替わる例だ。ウィザードを開き、数分の作業でここまで作成できる。なお、変換には開発元のAjax用のフレームワーク「Spry」が利用されている

 この機能を使えば、コード記述に多くの時間を必要とするAjaxを使用した対話型のウェブインターフェースを短時間で作成できる。もちろん、作成後の編集も可能。上記のコーディング機能と合わせて、作業時間の大幅な短縮を実現してくれる。時間に追われるプロにも重宝するだろう。


【Conclusion】
○ 複雑なコード記述を代替してくれる機能が充実し、作業時間の短縮を図れる。プロ向けのウェブサイト作成ソフトとして使い勝手が向上した。
× プロ仕様のため、一般ユーザーのスキルでは持て余す機能が多い。製品ラインアップにライトバージョンが欲しいところだ。


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