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山手線でFOMAハイスピードの実力チェック

2009年01月13日 10時00分更新

文● トレンド編集部、中山智

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混雑した都心部でのFOMAハイスピードの通信速度、安定性はどの程度なのかをチェックしてみた

 混雑した東京の都心部では、モバイルでのデータ通信はつながりにくいという声を聞くこともある。その点、NTTドコモの「FOMAハイスピード」の場合はどうなのだろうか? FOMAハイスピードの実力を検証するべく、実際のモバイル環境でテストを行なった。今回のテストでは都心部数ヵ所での実際のネット接続に加え、山手線車内でもデータ通信を行ない、使用感を確かめている。


都心部でも十分な受信速度で快適にネットを楽しめる

 テストでは、新宿駅南口付近、品川駅新幹線乗り口付近、秋葉原駅電気街口付近の3ヵ所でネット接続を試してみた。いずれも人の多いエリアで、キャリアによっては接続が不安定になる場合もある。テストにはCF型の「FOMA N2502 HIGH-SPEED」を使用。製品付属のPCカードアダプターを使い、ノートPC(NEC「LaVie J LJ700/RG6B」 CPU:Core 2 Duo U7600、OS:Windows Vista Home Premium)と接続した。

 接続テストを行なったどのポイントでも、接続は安定しておりスピードは十分。ファイルのダウンロードなどもスムーズで、動画閲覧も快適に楽しめた。これなら、PCでの作業にまったくストレスはない。特につながりにくさを感じるようなこともなかった。

 また、移動中の山手線車内でデータ通信を行なったところ、通信が途切れるといったことはなく、電車での移動中でも、常時接続のような快適さで使用できた。







接続ソフトの使い勝手をテスト

 定額データプラン使用時には、接続に「ドコモ コネクションマネージャ(定額データプラン接続ソフト)」を使う必要がある。といっても、実際に使ってみると特別難しいことはなく、タスクトレイに常駐させておけば数クリックで接続が完了する。

「ドコモ コネクションマネージャ」を起動し「接続する」をクリックすれば接続が開始される。「課金段階」で今月の料金がどの段階か分かるのも便利接続までそれほど待たされる感もなく、こまめに切断するわけでもないので気にならない

 実際のモバイル利用時には、片手にPCを持って、もう片方の手で操作をすることも多い。そういう状況でも、クリックだけで済むので苦もなく接続が行なえた。接続まで待たされる感もなく、快適にデータ通信を開始できる。

「料金カウンタ」では利用パケット量と、設定した料金プランに応じた概算料金が調べられる。画面はテスト機のため「定額データ割」未加入の設定となっている


「L-02A」ならMacでも使える

 12月に発売されたデータ通信端末「L-02A」は、WindowsとMac OSの両方に対応している。USB接続型なので、Macだけでなく最近のNetbookなど、PCカードスロットを搭載していないノートPCユーザーにオススメだ。

 また、「ゼロインストール機能」を備えており、最初にPCに接続した際にドライバーと接続ソフトのインストール画面が自動で起動するようになっているのも特徴だ。ゼロインストール機能はWindowsのみ対応だが、MacでもL-02A本体のみでのインストールは可能となっている。



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