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1000万画素デジタルカメラ

レビュー:Optio W60

2008年07月31日 18時00分更新

文● 荻窪 圭

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気になる水中撮影も広角&マクロでキレイ


 W60最大のポイントはやはり防水・防塵仕様。海や川に出かけるこの時期にうってつけだ。最長2時間、水深4mまで潜って撮影可能なので、ダイビングは無理だとしても、手首にストラップを着けてそのまま泳ぎに出られる。

Optio W60

バッテリーやメディアカバーも水やほこりの侵入を防ぐようしっかり守られている。ちなみに、防水の「JIS保護等級8級」は、指定圧力の水中に常時沈めたままでも使用できることを保証する規格。防塵の「JIS保護等級5級」は、動作に影響を及ぼす以上の粉塵が内部に入らないことを保証する

 水中は光の屈折率の関係で画角が狭く、やや望遠ぎみになるのだが、W60は28mm相当の広角仕様なので、十分広角側を確保できる。また、水中は地上に比べて暗いので近距離の撮影がメイン。そういうときマクロが強いのもありがたい。

Optio W60

水中は水深が浅くても暗くなるので、フラッシュを発光させて水中に手を入れ、撮影した。こういう写真は防水カメラでないと不可能だ。シャッタースピードは50分の1秒、ISO感度は125だ


【Conclusion】
○  屈曲光学系レンズを使った薄型ボディーで28mm相当の広角ズーム対応はうれしい。また、4mの防水機能はアウトドア向けデジカメとして最適だ。

×  高感度でカバーするには限度があるので手ブレ補正機構が欲しい。レンズの前に保護ガラスがあるのだが、レンズカバーがないのは少し気になる。

(MacPeople 2008年9月号より転載)


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