中2病とは中学2年生を対象とする言葉ではありませんが、中学2年生と小学5年生を対象にした、メディアとの付き合い方調査(2007年版)を、社団法人 日本PTA全国協議会が「子供とメディアに関する意識調査 調査結果報告書」として発表しました。この書類、IT時代の子供の実態を浮き彫りにしていてたいへん興味深い内容です。一部メディアでは、深夜まで子供がメールをやり取りしている事態を憂慮しているようですね。また、マーケティングデータとしてもかなり有効なのではないでしょうか。
中身を覘いて見ますと、「子供のメールの相手」では、小学5年生では母親が75.7%なのに対し、中学2年は40.9%。中学生でも、意外とお母さんとメールするものなんですね。でも、驚くべきなのはそのあとで、中2だと「違う学校の友人」が48.8%も! 40歳間近の筆者の感覚では、交友関係が学校以外に広がる人というのは珍しい部類に入るのですが、やはりIT時代ということなのでしょうか。
そ・し・て! ヒジョーに由々しき(うらやましい)結果が! 中2になると「異性の友人」とやり取りしている人が43.2%も! 反対! 反対反対反対! 男女7歳にして席を同じくせず! そもそも異性の友人って、そんなに簡単にできるものなんでしょうか。ケータイ時代って何なのでしょうか。嗚呼空中を飛び交う電波が、幼く青い恋心を風に乗せて届けていくのでしょうか。そんな中学時代を送りたかったものです。