台湾ASUSTeK Computer社は21日、米エヌビディア社のGPU「GeForce 9600 GT」(関連記事)を搭載したグラフィックスカード「EN9600GT/HTDI/512M R2」を発表した。発売時期は3月下旬。価格はオープンプライスで、予想実売価格は2万6500円前後。
EN9600GT/HTDI/512M R2は、同社製の2スロットサイズの大型GPUクーラー「Glaciator」(グラシエーター)を採用することで、動作音を従来の約50%に抑えた静音モデルのグラフィックスカード。同社が海外のテレビ向けに開発している映像処理チップと同等の機能を実現するという映像処理用ドライバー「Splendid」を採用することで、動画のシーンごとの明るさや色の割合に応じて輝度や彩度をリアルタイムに調整し、画質を向上させている。
出力端子はDVI-I×2、Sビデオ端子(HDTV対応)×1を備え、HDMI変換ケーブルを付属する。インターフェースはPCI Express 2.0。ビデオメモリーは動作クロック1800MHzのGDDR3 SDRAM 512MB。コアクロックは650MHz、シェーダークロックは1625MHzとなっている。カード長は約229mm。