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ユーザーの声に応えてコア機能を大幅に刷新

ハイ・リゾリューション、DAWソフト「Ableton Live 7」を発表

2007年11月17日 21時25分更新

文● MacPeople編集部

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(株)ハイ・リゾリューションは16日、ドイツのエイブルトン社製デジタルオーディオワークステーション(DAW)ソフト「Ableton Live 7」シリーズを11月28日に発売すると発表した。価格は、「Ableton Live 7」の通常パッケージが6万4800円、ソフトウェアインストゥルメントがセットになった「Ableton Suite」の通常パッケージが9万9800円。そのほか、各種アカデミック版やアップグレード版が用意されている。

Ableton Live 7

「Ableton Live 7」のパッケージ。対応システムは、Mac OS X 10.3.9以上およびWindows XP/Vista。対応マシンは、PowerPC G4以上またはインテルCPUを搭載したMacおよび1.5GHzz以上のプロセッサーを搭載したPC

Ableton Live 7」は、ループを組み合わせて曲を作るオーディオループシーケンサーとしての側面に加えて、マルチトラックレコーダー(MTR)やMIDIシーケンサー、サンプラー、MIDI/オーディオエフェクターなどの機能を備えたDAWソフト。一般的なシーケンサー風の時間軸にそった「アレンジメントビュー」と、リアルタイム操作とミキシングに特化した独自の「セッションビュー」を切り替えながら曲を作っていく。

Ableton Live 7

マルチトラックレコーディングやMIDIシーケンシングなどの作業に大して時間軸にそって作業する「アレンジメントビュー」。即興的な作業に適した「セッションビュー」と切り替えながら作品を仕上げていく

バージョン7では、ドラムパッド単位のエフェクトなどをドラッグ&ドロップ操作で追加できる「ドラムラック」を搭載したほか、64ビットミキシング処理やサンプルレートのリアルタイム変化機能の最適化などオーディオエンジンの改良、コンプレッサーに3つのモードを追加など、コア機能の刷新が図られている。


また、同時に発売される「Ableton Suite」は「Ableton Live 7」を中心に、8種類の「Ableton インストゥルメント」が付属したパッケージ製品。インストゥルメントは単体でも発売されており、パワフルなサンプラー「Sampler」が2万4800円、周波数モジュレーション・シンセサイザー「Operator」が1万9800円、エレクトリック・ピアノのサウンドを再現する「Electric」が1万9800円、弦楽器やハイブリッドサウンドを再現するフィジカルモデリング・ストリング・シンセサイザー「Tension」が1万9800円、年代物のアナログ・シンセサイザーをエミュレートする「Analog」が1万9800円、ドラムマシンのコレクション「Drum Machines」が9800円、アコースティック・ドラムのライブラリー「Session Drums」が2万2800円、基本的な楽器を多数収録した「Essential Instrument Collection 2」(EIC 2)が1万4800円だ。「Ableton Suite」では、個別に購入するよりも50%以上価格が押さえられている。


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