エレクトロニック・アーツ(株)は24日、Windows用MMORPG(多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム)“ウルティマ オンライン”シリーズの最新作『ウルティマ オンライン 甦りし王国』のオープンβテストを今月31日に開始すると発表した。
参加するには、同ソフトの公式ウェブサイトで31日から無料ダウンロード配布されるβ版クライアントソフト、およびウルティマ オンラインのユーザーID“UOアカウント”(料金は月額1554円)が必要。UOアカウントを所有していないユーザーも、31日から同社ウェブサイトで無料配布される“β登録コード”を取得することで登録後30日まで参加可能だが、それ以降も継続して同じアカウントでプレイするにはUOアカウントが必要になる。
ウルティマ オンライン 甦りし王国は、過去7作の拡張パックとは異なり、新たなグラフィックスエンジンを搭載するなど、クライアントソフトをリニューアルしたのが特徴。なお、オープンβテストの終了日および正式サービスの開始日は、24日時点で未定となっている。
あわせて、同社はウルティマ オンラインの公式サイトを本日リニューアルしたと発表した。今回のリニューアルでは、甦りし王国のイメージに合わせてデザインを一新したほか、メニューボタンの使い勝手の改善や、初心者にもゲームの基本操作やルール/マナーが理解できるように情報の整理などが行なわれたという。また、甦りし王国の公式サイトも更新され、新情報や期間限定でダウンロードできるパソコン用壁紙の公開を行なっている。
さらに、同社のオンラインゲーム部門であるエレクトロニック・アーツ ジャパン オンラインは24日、(株)テクノブラッドと提携し、テクノブラッドが展開しているネットカフェ向けコンテンツとして、ウルティマ オンライン 甦りし王国を提供すると発表した。これにより、31日からのオープンβテストにネットカフェの“UO公認店舗”から参加できるようになる。UO公認店舗のパソコンにはあらかじめβ版クライアントソフトがインストールされているため、ユーザーはUOアカウントまたはβ登録コードを用意するだけでプレイが可能。
なお、同社は2007年3月まで(株)シーアンドシーメディアと提携してネットカフェ向けにウルティマ オンラインを提供していたが、シーアンドシーメディアとの契約期間終了によりサービスを休止していた。
初出時、ゲームタイトルを『ウルティマ オンライン 蘇りし王国』と誤って記載しておりました。お詫びするとともに訂正いたします。(2007年6月4日)