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富士フイルム、画像加工検出機能を搭載した工事現場用デジタルカメラ『FinePix BIGJOB HD-3W』を発売

2006年12月07日 00時00分更新

文● 編集部

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富士フイルム(株)は7日、防水・防塵仕様の工事現場用デジタルカメラ“FinePix BIG JOB”シリーズの新機種として、撮影した写真が後で加工/編集されていないことを証明できる“画像加工検知機能”を搭載した『FinePix BIGJOB HD-3W』を、2007年1月13日に発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想実売価格は7万円前後。

『FinePix BIGJOB HD-3W』

『FinePix BIGJOB HD-3W』

『FinePix BIGJOB HD-3W』は、国や自治体が発注する工事で提出を義務付けている現場写真の撮影に対応するため、新たに“画像加工検出機能”および“デート撮影モード”を搭載したのが特徴。“画像加工検出機能”は、撮影した写真(画像/データ)を暗号化することで、写真へのデジタル加工/編集の有無を検知し、閲覧したときにそれを表示するもの。機能のON/OFFはカメラ側で切り替えられる。“デート撮影モード”は写真に直接撮影日時を写し込む機能で、同社では両機能により、写真の信憑性が高められるという。なお“画像加工検出機能”を利用した写真への加工の有無をパソコンで確認するには、付属する画像閲覧ソフト『FinePixViewer For HD-3W』が必要(写真の閲覧だけならほかのビューアーでも可能)。

そのほかの工事現場向け機能として、国土交通省の“デジタル写真管理情報基準(案)”で定められたサイズ(1280×960画素)で写真を撮影できる“CALSモード”や煙の多いシーンでの撮影に適した“2.5/5m固定焦点モード”、最大10m先までフラッシュの光が届く“10mフラッシュモード”も搭載する。外部フラッシュの接続も可能。

防水仕様はカメラの水洗いや雨中での撮影が可能な“防水JIS保護等級7級”、防塵仕様は“防塵JIS保護等級6級”に準拠する。また高さ70cmからの自然落下に耐えるという(同社調べ)。

撮影素子は1/2.5インチの“正方画素CCD 原色フィルター”を搭載し、有効604万画素。ISO感度は64/100/200/400/800/1600。レンズは“フジノン光学式3倍ズームレンズ”で、焦点距離はf=4.7~14.1mm(35mmフィルム換算で28~84mm相当)で、開放F値はF3.3~F4。最短撮影距離は、“標準”で約60cm、“マクロ”で約10cm。

静止画の最大記録画素数は2816×2112画素で、記録方式はJPEG(Exif 2.2)/DCF準拠/DPOF対応。動画の解像度は最大640×480画素で毎秒30フレーム。記録方式はAVI(Motion JPEG/DCF準拠)。音声はWAVE形式のモノラル。液晶ディスプレーは3.0インチで約23万画素。記録メディアは内蔵メモリー(約27MB)とxDピクチャーカードを利用する。

インターフェースはUSB 2.0(Full Speed)、ビデオ出力(専用AVケーブル接続)を搭載。PictBridge、Exif Print、PRINT Image Matching IIに対応する。電源は単3形アルカリ乾電池/ニッケル水素電池(別売)×2本を利用し、付属のアルカリ電池で約120枚、ニッケル水素電池で約340枚の撮影が行なえる(CIPA規格)。本体サイズは幅128.3×奥行き45.0×高さ80.5mm(突起部を含まず)、重量は約385g(xDピクチャーカード、電池を含まず)。画像閲覧ソフトのほか、専用AVケーブル、USBケーブル、レンズフード、ストラップなどが付属する。

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