ASCII倶楽部

このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 次へ

第3世代Ryzen vs 第9世代Core iガチンコ対決 どちらが買いか? (1/11)

2019年08月21日 17時00分更新

文● 藤田 忠 ベンチマーク●KTU(加藤勝明) 編集●北村/ASCII編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ついにインテルを超えたAMD Ryzen

 長らくパフォーマンス競争で、インテルの後塵を拝してきたAMDだが、2017年のRyzen投入から、インテルのメインストリームCPUのCore iシリーズと肩を並べられる良きライバルとして復活。

 第1世代Ryzenで4コア/8スレッドの壁を打ち壊し、第2世代Ryzenではシングルコアでのパフォーマンスは一歩及ばないものの、優れたコスパで自作PCだけでなく、Ryzen 2000シリーズ搭載のBTO PCが続々と登場し、インテルの牙城を脅かしていた。

 そして令和元年七夕の7月7日、ついにインテル一強時代に終止符を打つ、Zen2アーキテクチャー採用の第3世代Ryzenの販売がスタート。この夏のPCパーツ市場を大いに盛り上げている。

7月7日は、雨のなか多くの人が第3世代Ryzenを求めて集まった。発売解禁イベントとしては、久々に盛り上がった

第3世代では新たに8コア以上の物理コアを搭載する「Ryzen 9」シリーズを用意

Ryzen 9/7は需要に供給が追いついていないが、週末のアキバで在庫を確認できるようになっている

 3世代目のRyzen 3000シリーズでは、従来Ryzenの倍になる物理16コアを実現するほか、インテルの第8世代、第9世代のCore iシリーズに届かず、Ryzenはゲーム用途が苦手というイメージのもとになっていたシングルスレッドの性能が改善しており、第2世代までのRyzenのイメージを完全に払拭するCPUになっている。それでいて、手ごろな価格帯はそのままと、人気にならない理由が見当たらないと言える。

 エンスージアストクラスの12コア24スレッドを搭載するRyzen 9や、メインストリームとなる8コア16スレッドのRyzen 7はパフォーマンスとともに、コスパこと価格性能比が非常に気になるところ。今回は同じクラスの価格やスペックとなるインテル Core iとコスパを徹底比較していこう。

前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 次へ

カテゴリートップへ

週間ランキングTOP5

ASCII倶楽部会員によく見られてる記事はコレだ!

ASCII倶楽部の新着記事

会員専用動画の紹介も!