ソニーもいいし、ボーズもいいけど
販売店での売場面積も増え、注目度が高まっている「ワイヤレススピーカー」。その中でもBluetooth接続の機種は、スマートフォンと気軽に連携できる手軽さもあり、人気のカテゴリーだ。一方で製品の種類が多すぎて、「何を買うか、悩んでしまう」という人も多いかもしれない。
その中でも定番と言えるブランドが「ボーズ」と「ソニー」だ。
モノによっては2000円台でも水準の高い音が聴ける機種が増えているBluetoothスピーカー。その中で両ブランドの製品は、比較的高価な機種が多いにも関わらず、旧機種を含め、常に売れ筋製品の上位を占めるなど、継続した人気を維持している。
そんなボーズとソニーから、この春、特徴ある新製品が登場した。
ボーズの「SoundLink Revolve Bluetooth Speaker」(以下Revolve)は、プリンのように少し上がすぼまった円筒状の本体を持つ特徴的なデザインで、コップや水筒などと並んで食卓に置かれていても違和感が感じない形状だ。
敢えて円筒状になっているのは、音を360度に幅広く拡散させるためだ。同時に持ちやすさや置きやすさにも配慮した結果と言える。
もちろんボーズの特徴である豊かな低域や使いやすさなども妥協がない。防滴性も備えており、リビングはもちろんキッチンやアウトドアなどでも安心な性能を備えている。
一方ソニーの「SRS-XB40」は、重低音が魅力のExtra Bassシリーズの最新機種だ。
61mmと大型のユニットとパッシブラジエーターを組み合わせて、こちらも重低音を聴かせる。Bluetoothスピーカーが受けている理由のひとつにプライベート使用に加えて、ホームパーティなど人が集まる場所で、気軽に音楽を聴けるという点があるが、ド派手なイルミネーションで音楽再生を演出できる点も本機の魅力のひとつだ。
アプリとの連携性そしてXperiaシリーズではLDACを利用したより高音質な再生ができるという点もウリになる。「Fiestable」という簡易的なDJプレイが楽しめるアプリも用意しており、音楽を使って仲間と楽しみたいという用途に最適な製品と言えそうだ。
ここではそんなボーズとソニーの新製品をレビューしながら、編集部でじっくりと聞き比べてみた結果を紹介する。使いやすさ、音質、そしてデザインは? それぞれの視点で注目ポイントをまとめていこう。
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