空いているベイやスロットを積極的に埋めていくのが自作erの進む道だ！

ベイがあったら埋めたい、ついでに掃除を!!　自作PC"拡張＆お掃除"大全 (1/4)

2016年09月03日 12時00分更新

　タワー型PCの魅力として、ノートPCでは難しい機能拡張がしやすいことが挙げられる。しかしほとんどの人は、光学ドライブとグラボを増設するぐらいで、5インチベイや拡張スロットを余らせているのではないだろうか。この記事では、単純な速度や性能強化ではなく、PCをより便利に使えるアイテムを増設し、ベイやスロットを100%活用する方法をご紹介する。

　また、どうせPCのサイドパネルを開けるのであれば、ついでに掃除もしておきたいところ。故障や動作不良、熱問題の原因となるPC内のホコリ除去はもちろん、キーボードやマウスなど周辺機器のお掃除方法をレクチャーしよう。

この特集ではこんな内容について紹介しています

＜5インチベイ活用編＞

3.5インチHDDを手早く着脱できるリムーバブルケース
センチュリーの『AN-A1101M-C』

いい音を求めるのならアンプは必須
サイズの『鎌ベイアンプ 2000 リビジョンB』

実用性重視！大切なものを入れて置ける“小物入れ”を増設
アイネックスの『BB-03』

11acを使った有線LAN超えのスピードをデスクトップで堪能できる！
TP-LINKの『Archer T9E』

最新のType-Cを採用したUSB3.1 Gen2ボードを増設
ラトックの『REX-PEU31-AC』

PCの電源を手元で操作したい！
SilverStoneの『SST-ES01-PCIe』

2.5インチのシャドウベイを拡張スロットに追加
アイネックスの『HDD-PCI-A』

＜パソコン周りの大掃除編>＞

内部のホコリを除去して故障や動作不良を未然に防ごう！

CPUクーラーの掃除はPCから取り外してから！

キーボード＆マウスを掃除する

キーボードを分解清掃！

洗濯ネットに入れて中性洗剤で手洗いを

3.5インチHDDを手早く着脱できるリムーバブルケース

　ノートPCが主流になって以降、5インチベイアクセサリーの数は徐々に減少傾向にあるが、それでも便利な製品は数多い。その代表格が、HDD用のリムーバブルケースだ。これはPCのケースを開けることなくHDDを着脱できるようにしてくれるもので、バックアップやTV録画用のHDDなど、気軽に入れ替えて使えるのがメリット。

センチュリーの『AN-A1101M-C』。実売価格は6000円前後。5インチベイ1つに収まるファン搭載HDDリムーバブルケースで、ファン回転数を3段階で変えられるほか、温度表示にも対応している。

　単純な製品なら激安価格で売られているが、大切なデータ保存用であれば、ファン搭載でHDDの熱をしっかりと冷ましてくれる製品が望ましい。センチュリーの『AN-A1101M-C』はファンの回転数を3段階で設定できるほか、装備している液晶で温度まで確認可能。見た目にもカッコイイ。

HDDは3.5インチに対応。インナーケースを使うことなく、ベアドライブのまま装着できるのが便利だ。

いい音を求めるのならアンプは必須

　PCで再生した音楽を大きな迫力のある音で楽しむには、別途スピーカーとアンプが必要だ。アンプは数千円から購入できるものの、音にこだわり始めると数万円どころか百万円を超えるものもあるだけに、どれを選べばいいのかは非常に難しい。

サイズの『鎌ベイアンプ 2000 リビジョンB』。実売価格は8000円前後。2つのアナログメーターを装備し、音に合わせて動くのがおもしろい。側面の化粧板と足を取り付け、付属のACアダプターを使えば、外付けアンプとしても利用できる。

　そこで少し視点を変え、PC専用として使いやすいという基準で選んでみるのはどうだろうか。サイズの『鎌ベイアンプ 2000 リビジョンB』は、5インチベイに内蔵できるシンプルなアンプ。PC内部から電源を取れるため、PC用アンプとして使いやすい。音と連動して動くアナログメーターが、PCの見た目を引き立ててくれるのも魅力だ。