DX推進部門が先行して取り組む進捗管理の見える化
ツールを使いながら学ぶプロジェクト管理 ある建設会社がBacklogで踏み出したDXの第一歩
ヌーラボは、矢作建設工業におけるプロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」の事例を公開した。同社のデジタル推進グループが先行して、業務依頼と進捗管理に活用している。
矢作建設工業は、建築・土木・不動産を中心に事業を展開する総合建設会社。現在同社はDXに注力しており、その全社的な推進を担うのがデジタル推進グループである。
同グループでは多様なメンバーが所属し、案件ごとに仕事の進め方が異なっていた。その上、日々の依頼で利用していたチャットツールだけでは、過去のやりとりを確認するのが難しく、グループ全体の進捗把握に手間がかかっていたという。
こうした課題の解決に向け、同グループはプロジェクト管理の実践を決断。「ツールの利用を通じてプロジェクト管理の基本が身に付く体制づくり」を目指し、そのためのツールとして選択したのがBacklogだった。
Backlog活用の主なポイントは以下の3つだ。
■マニュアルの読了をタスク化し、使いながら操作を習得
グループ内でBacklogの利用を広げるにあたり、操作マニュアルや運用ルールを整備した上で、オンボーディング専用のプロジェクトを作成。メンバーにはマニュアルの読了をタスクとして割り当て、Backlogの基本操作を最初の業務を通じて覚える仕組みを導入した。
■チャットでの依頼をタスク化し、メンバーごとの残作業を確認
チャット中心だった業務依頼をBacklogのタスクに切り替え、依頼内容と担当者を記録。担当者や期限日でタスクを絞り込み、メンバーごとの残作業を可視化している。さらにタスクを、案件(親課題)・工程(課題)・作業(孫課題)の3階層で構成し、作業単位のタスクは工程を任されたメンバーが作成する運用を実践中だ。
■社外パートナーのBacklog利用に向け、ルールへの同意手順を用意
社外パートナーとのやりとりもExcelのタスク管理表からBacklogへ移行。社外パートナーにも、利用ルールの読了タスクを設け、運用方法の周知とともに基本操作を習得してもらう手順を採用している。
ツールを使いながらプロジェクト管理を学ぶという当初の狙いについても、「タスクを依頼し、受けた側が対応して戻し、依頼した側が確認して完了にする」という流れが、浸透しつつあるという。
今後は、デジタル推進グループ内での活用を定着させた上で、タスクのやり取りが多い他のスタッフ部門にも広げていく意向だ。
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