※本記事は、ソフトクリエイトが提供するブログ「情シスレスキュー隊」に掲載された【登壇レポート】Copilot Cupに参加してきたよ!テーマは Copilot で営業変革を再編集したものです。
2025年11月20日、第2回 Microsoft 365 Copilot Cup(以下、Copilot Cup)が、日本マイクロソフト社の主催で開催されました。「Copilot Cup」とは、Copilot をどのように活用して業務に変革をもたらしていくのかを、コンテスト形式で発表するイベントです。
当社(ソフトクリエイト)でも日々、Copilot を活用していますが、今回は営業本部の相川が「営業改革」に取り組んだ実績を持って Copilot Cup に参加してきました。この挑戦の行方を相川がレポートします! Copilot 活用のヒントとしてもぜひ、ご一読ください。
1.Copilot での営業変革をテーマにCopilot Cup に参加!
1-1. Copilot Cupとは何か?
こんにちは。今回、Copilot Cup に参加するソフトクリエイトの相川です! ソフトクリエイトの営業本部に所属し、アカウント営業統括部AC第1営業部の責任者をしています。今回、営業変革へのチャレンジというテーマで、Copilot Cup に参加してきました。
Copilot Cup は、企業や大学、団体などが Copilot をどう活用し変革をもたらしているのか、コンテスト形式でアイディアを発表するイベントです。2025年5月に第1回が開催され、今回が第2回となります。イベントの模様はオンラインでも配信され、その登録人数は865名でした。なお、前回登録者は約300名なので、約2.5倍増加したことになります。 Copilot への関心がますます高まっていることがわかります。
▼参考:第1回のCopilot Cupの様子
このイベントの目的は、Copilot の活用事例を多くの企業で共有し、日々の業務に活かすことが目的です。ぜひ、Copilot を利用している方、活用の範囲を広げたい方は次回配信をチェックしてはいかがでしょうか。
1-2. 10団体がそれぞれの Copilot 活用をアピール
今回の Copilot Cup には、全10団体が登壇して Copilot 活用についてプレゼンテーションを行いました。その内容は Excel 分析や開発支援、人事への活用など多岐に渡っていて、大いに参考になるものでした。
また、Copilot Cup はコンテスト形式なので、どの団体が受賞するのか?という楽しみもあります。評価ポイントは下記の6つの項目でした(2025年11月時点)。
Copilot Cupで評価される6つの項目
(1)実用性と効果性(現時点の活用度)
(2)独自性と創造性
(3)将来の活用可能性
(4)定量的なインパクト(数値による評価)
(5)組織的な影響力と普及性
(6)プレゼンテーション・説得力
なお、前回優勝したのは、室蘭工業大学デジタル・キャンパス推進室さんでした。気になる方は、こちらの内容もチェックしてみてはいかがでしょうか。
2. ソフトクリエイトの「Copilot 活用による営業変革へのチャレンジ」をダイジェストで紹介
では実際にどのようなプレゼンテーションを行ったのか…。ここでは、その模様をダイジェストで紹介します。テーマは「Copilot 活用による営業変革へのチャレンジ」です。
【課題】営業現場で何が起きていたのか?
まず、Copilot 活用前の営業本部の状況からお話ししますと、ありがたいことに多くの引き合いをいただいているという状況でしたが、その反面、常に営業メンバーの工数がひっ迫してしまい、時間不足が慢性化していました。 “嬉しい悲鳴”というわけですが、このような状況ですと次のような問題が生じてしまうことになります。
例えば、打ち合わせの事前準備不足、提案書の品質低下、受注後に要件見直しがあり手戻りが生じる…というような状態で「これはまずい。早急に改善しなければ!」という状況でした。
【Copilot 活用スタート!】ゴール設定とその達成手段として「Copilot」を位置づけ
当時は「忙しさのあまり、当たり前にやるべきことができていない」という状態で、すべきことを体系化して取り組もうということになりました。まずは営業プロセスを整理し、「現状」と「あるべき姿」を整理しました。
「あるべき姿」の実現に向けて活用したのが Copilot です。つまり、Copilotありきではなく目的達成のために Copilot を導入・活用しているところが重要なポイントと言えます。
【Copilot 活用の効果とは?】各営業プロセスの変革に成功
Copilot を活用することで営業はどのように変化したのでしょうか。プロセスごとに見てみましょう。
①打ち合わせ準備…2つのエージェントで顧客理解を深める
これまでは打ち合わせ準備不足が課題でしたが、自動化することで効率化する取り組みを行いました。活用したのは、Copilot エージェントの「リサーチツール」と「SFA連携」を使いました。「リサーチツール」は、Copilot エージェントのテンプレートですが、打ち合わせ前の事前情報の調査と、想定される課題の抽出に役立っています。こうして集めたリサーチ情報と、直近の取引情報や日報情報がわかる「SFA連携」エージェントを連携することで顧客情報が掴めるようになりました。こうして、事前準備を短時間でできるようになり、顧客理解も深まったので質の高いコミュニケーションがとれるようになりました。
②打ち合わせ時…商談レコーディング分析で要件の明確化に貢献
顧客との打ち合わせ時に関しては、Copilot のレコーディングデータを活用しています。これは議事録の作成ではなく「商談レコーディングの分析」ということがポイントです。どういうことかというと顧客ニーズや課題を抽出して、提案方針を明確にすることを目的にしています。
具体的には、レコーディングデータから、商談の背景・目的・実施事項・達成基準という項目を抽出しています。中でも重要なのが、「達成基準」で「お客様がいつまでにどういう状態であるべきなのか」ということを明確にして、合意形成を図るというような活用をしています。
③提案時…提案精度の向上と時短、曖昧な合意削減にも大きく貢献
提案時の資料は、これまでは議事メモなどから作成していました。この時の、提案精度の向上のために、Copilot エージェントの提案書添削を活用しています。これは、文字通り作成した提案資料を Copilot が添削するものですが、それだけではなく、補足文を作成したり、説得力のある内容にしてくれたり、改善してくれるエージェントです。これは、マネージャーの提案書レビューにかかる負荷も軽減してくれるという効果もありました。ほかにも、顧客と合意が曖昧なまま進むことへのリスクヘッジにもつながっています。
【Copilot で各プロセスの量と質を改善!】顧客にとってより良い営業へと変革
こうして、打ち合わせ準備、打ち合わせ、提案時という3つのプロセスで、量・質ともに改善しました。「量」の面では、1人当たり約90分の削減に成功しています。削減した時間を利用して新規顧客にアプローチしたり、新たな施策に取り組んだりできる環境が整いました。
「質」の面では、顧客とのコミュニケーションのズレが減少、提案の品質維持などに加えて、若手メンバーの成長にもつながっています。結果として顧客課題の早期解決につながりWin-Winの関係が築けました。
また、Copilot の活用が定着できたことも成功の要因だと思います。そのための工夫を2つご紹介します。
1つ目が、「目的を明確にして業務に落とし込んだ利用方法を展開する」ということ。いきなり Copilot 使ってみてと言ったとしても、忙しいメンバーはなかなか使えない状態でしたので、まずは触ってもらえるように、すぐ活用できるような環境を用意しました。
2つ目は、成功体験を共有する場を設けたことです。ほかの人が使って成功した事例を共有することで、「じゃあ私も使ってみよう」という動機づけにうまくつながったと思います。
3. 発表の結果はいかに? 受賞は逃したものの「再現性のある取り組み」として好評価!
気になる Copilot Cup の行方ですが、残念ながらソフトクリエイトは受賞ならずという結果でした。
受賞は逃したものの、営業マネージャー経験のある審査員の方からは共感のコメントをいただき、次のような点が評価されました。
・工数削減の効果を定量的な数値として測定している点
・今後、他部門への展開も見据えた組織的な取り組みである点
・多くの営業組織でも再現性のある取り組みである点
・今後、さらに提案件数や質も向上していくことが期待できる
……今回、Copilot Cup に参加して約900名の前で登壇し、緊張感を抱きながらもチャレンジへの高揚感が勝りました!
自身の取り組みが外部から評価され得ることを確認できたことは、大きな成果です。また、一緒に働いているメンバーに挑戦する姿勢を見せ、現在の方向性が正しいことを伝えるという意図も果たせました。
今回の経験を通じ、チャレンジが成長につながると感じましたので今後も積極的に新たな機会に挑みたいと考えています。
以上、相川がレポートいたしました!
今回、Copilot Cup で発表した相川の取り組みは、イベントでの評価にとどまらず、その後、日本マイクロソフト様からインタビューを受け、Microsoft 公式サイトの事例としても紹介されました。
Copilot を「導入した」だけでなく、「現場で使い、成果につなげ、定着させている点」が評価され、営業現場主導の実践的な Copilot 活用事例として掲載されています。
▼ Microsoft 公式事例はこちら
ソフトクリエイト、Microsoft 365 Copilot 活用による営業 DX で、1人あたり約90分/日の時間削減を実現
おわりに
私たちソフトクリエイトは Copilot Cup には初参加でしたが、他社の Copilot 活用は参考になるものばかりで、大きな学びとなりました。ぜひ、皆さんも次回の Copilot Cup 開催の際にはチェックしてみてはいかがでしょうか?
また、今後もソフトクリエイトでは Copilot に本気で取り組んでいくとともに、自社の取り組み事例を含めて、様々な情報をどんどん提供していく予定です。特に、Copilot や Microsoft 365 に関する情報は下記のワークショップやセミナーなどをおすすめします!
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