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単なる「AI議事録」は過去のものへ。準備から商談、事後フォローまでをこなす“AIチームメイト”の実力

会議から即アクションへ! Zoomの新AI「ZoomMate」が解消する“実行ギャップ”

文●大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

提供: ZVC JAPAN

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今年(2026年)6月に登場した「ZoomMate」

 会議の議事録や商談のメモは作成しているものの、「記録するだけ」に終始しており、次の「仕事の実行」につながっていない――。そんな悩みはないだろうか。

 最近では、議事録や商談記録を自動作成するAIツールが増えており、以前と比べるとそうした記録の作成はとても手軽になった。それでも、それが「記録するだけ」にとどまるならば、ビジネス的な価値は低い。

 Zoomから新たに登場したエージェンティックAI業務プラットフォーム「ZoomMate(ズームメイト)」は、そんな悩みを解消してくれる“AIチームメイト”だ。会議や会話の内容を分析したうえで、ミーティングの事前準備から事後のフォローアップ、さらにふだんの定型業務までを自動的に実行してくれるという。

 ZoomMateとはどんなものなのか。9月に開催されたウェビナー「ZoomMate:モダンな働き方のためのAI実行レイヤー」から、ZoomMateの特徴やメリット、それが必要とされる背景についてまとめよう。

ZoomMateは“AIチームメイト”、コンテキストを把握しタスクを実行する

 ZoomMateのコンセプトについて、ウェビナーでは次のように紹介された。

 「ZoomMateは、業務上の会議や会話から、意思決定、その後のフォローアップまでをひとつにつなぎ合わせ、チームで共有するインテリジェンスに変えます」「推論し、記憶し、皆さんに代わって行動するエージェンティックAIです。 単なるチャットボットでも記録作成ツールでもありません。真の“AIチームメイト”です」

ZoomMateは事前準備/実行中/事後までをひとつながりにする

 より具体的には、ZoomMateはさまざまなソースから収集した情報を分析して、情報検索やタスクの自動実行を可能にする。Zoom Workplace上で行われたビデオ会議やチャットの内容はもちろん、Google Workspace、Microsoft 365、Slack、Salesforce、Jira、ServiceNowなど、幅広い外部の業務ツールとも連携して、それらの情報ソースから得たインサイトも活用できる。

 一般的なAIアシスタントとの違いは、まさに“チームメイト”として、継続的にチームの現状を把握し、自ら積極的にタスクを進める点にある。

 たとえば、幅広い情報ソースからインサイトを導きビジネスコンテキスト(文脈)を認識すること、ユーザーの好みやプロジェクトの履歴といったものを記憶/学習すること、指示されたことだけでなく先を見越してタスク/ワークフローを実行できることなどの点で、過去のAIアシスタントは一線を画する。

商談の準備/商談中/事後のフォローアップまでをカバー

 ZoomMateが持つ能力で、ビジネスの現場はどう変わるのか。ウェビナーでは「顧客との商談」を例にとり、ライブデモも交えながらZoomMateが提供する機能が紹介された。なお、以下のデモ画面は英語表示になっているが、もちろんZoomMateは日本語でのプロンプト(指示)や応答にも対応している。

■商談の事前準備でできることの例:
 -過去の商談における会話を分析/整理し、次の会議のアジェンダを設定する。
 -CRMやチャットなどの社内情報ソースを参照し、顧客に関する下調べを行う。
 -既存のプレゼンテーションや提案資料の検索、あるいは新規作成を行う。
 -顧客との商談スケジュールの調整を自動的に行う。

ZoomMateが事前準備でできることの例

 デモでは、ある技術メーカーの担当者が、顧客企業との定例会議に臨むための準備をするシーンが再現された。前回の会議で、顧客側から「この製品の技術資料が見たい」と依頼されていたので、ZoomMateに社内のさまざまなデータソースから技術資料を探し出すよう依頼。そのうえで、顧客とのフォローアップミーティングの日程決めもZoomMateに自動実行させた。

ZoomMateに「この顧客へ次に行うべきことは?」と質問すると、担当者ごとのアクションアイテム(ToDo)が表示された

■商談中にできることの例:
 -リアルタイムに会話の要約やコンテキストを記録する(My Notes)。
 -忘れないうちに会議後のワークフローを設定する。
 -多言語間のリアルタイム音声翻訳を行う。

商談中にできることの例

 商談中のデモでは、Zoomの「My Notes」を使ってリアルタイムに文字起こしをしながら、重要なポイントは自分でメモを書き込む様子が紹介された。また、顧客から依頼があったタスクは、その場でワークフローを起動してZoomMateに処理させることができる。そのため「ToDoリストに入れておいて、後から処理する必要もない」と説明する。

My Notesで会議メモを自動作成。ワークフローを呼び出し、商談を続けながらタスクを自動実行させることもできる

■商談後にできることの例:
 -アクションアイテム(ToDo)を整理し、実行を忘れないよう支援する。
 -商談の振り返りとしてパフォーマンス分析を行い、改善策を提案する。
 -次回に向けてアウトラインやプレゼン資料、トークスクリプトの作成を行う。

商談後にできることの例

 商談後のデモでは、ユーザー自身がMy Notesへ書き留めた簡単なメモを、ZoomMateが分かりやすく補足/整理してくれることが紹介された。また、ZoomMateに次回の会議に向けたプレゼン資料作成を依頼すると、ZoomMateは今回の商談内容をふまえ、社内の情報ソースから発見したケーススタディ資料も引用しながら、ビジュアルな資料作成を自動実行した。

商談後の振り返りとして、商談のパフォーマンス分析をしたり、次回に向けた資料作成を自動化したりする

 このように、ZoomMateは会話の中で生まれる決定事項を、確実に実行するための強力な手助けをしてくれる。前述したとおり、継続的にコンテキストを学習し、理解しているため、細々とした作業指示を出さなくても手伝ってくれる、頼もしい“AIチームメイト”なのだ。

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